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「手紙を入れるな」郵便受けに張り紙をした上階の父親。だが、管理会社が対応した結果

  • 2026.10.5

夜になると響いてくる子どもの足音

数年前、集合住宅の2階に住んでいたころのことです。真上の部屋に、小さな子どものいる家族が越してきました。

最初のころは気にならなかったのですが、子どもが成長するにつれて、走り回るような足音が聞こえるようになりました。特につらかったのは夜です。9時を過ぎても天井からドタドタと響き、なかなか眠れない日もありました。

直接訪ねるのは気が引けたため、私は「夜9時以降だけでも、少し静かにしていただけると助かります」と書いた手紙を上の階の郵便受けに入れました。

それでも状況は変わらず、ひと月の間に同じような手紙を3回入れました。

3回目の翌日、今度は私の郵便受けに白い紙が貼られていました。

「手紙を入れるな」

内容から、上の階の家族が貼ったものだと思いました。

その夕方、階段で父親と顔を合わせたため、思い切って声をかけました。

「あの、夜の足音のことで……9時を過ぎたら少しだけ静かにしてもらえると助かるんですが」

すると父親はため息をつきました。

「子どもの足音くらい我慢しろよ。あと、郵便受けに手紙を入れるのもやめてくれ」

「夜だけなんです。ずっと静かにしてほしいと言っているわけではなくて…」

「何回も手紙を入れられるほうだって迷惑なんだよ」

それ以上は話せませんでした。

しかも張り紙は、その後も私の郵便受けに残ったままです。

剥がしても、気づいたらまた貼られています。

人目につく場所だったため、郵便を取りに行くたびに気になり、私は管理会社へ相談することにしました。

管理会社の担当者が張り紙を見て伝えたこと

数日後、管理会社の女性担当者が建物まで来てくれました。

上の階の父親も1階の郵便受けの前に呼ばれ、私は少し離れたところで話を聞いていました。

父親は腕を組みながら言いました。

「子どもの音なんて、ある程度は仕方ないでしょう」

担当者はまず私の郵便受けに残っている紙を確認しました。

「お子さんの生活音が完全になくならないことは分かっています。ただ、ほかのお宅の郵便受けにこうした紙を貼るのはやめてください。こちらは今、はがしていただけますか」

父親はしばらく黙っていましたが、やがて張り紙をはがしました。

担当者は続けます。

「それと、夜9時以降の足音については相談を受けています。この建物では防音マットを半額で用意できますので、使っていただくことはできますか」

父親は少し間を置いてから答えました。

「……分かりました。マットはお願いします」

「ありがとうございます。できる範囲で構いませんので、夜の時間帯だけ少し気をつけてください」

その週から、上の階では話に出ていたマットを敷いてくれたようで、夜の足音は以前よりずいぶん小さくなりました。

子どもの生活音を完全になくすことは難しいと思います。それでも、眠れないほど困っていることを管理会社に間に入って伝えてもらえたことで、ようやく落ち着いて暮らせるようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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