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「防音工事をしてるから聞こえるわけない」防音を主張する上階の男性。だが、私の寝室で実際に聞いた結果

  • 2026.10.4

寝室の天井から響く、単調な振動

50代の私が住んでいるのは、各階に1世帯ずつ入る集合住宅です。私の寝室の真上には、上の階の家で楽器を練習している部屋がありました。

毎晩9時ごろになると、電子ドラムを叩くような振動が始まります。遅い日は夜中の2時まで続き、寝室の天井から「どん、どん」と低い響きが伝わってきました。

眠れない日が続いたため、私は管理会社を通して、せめて深夜の練習は控えてほしいとお願いしました。

数日後、40代くらいの男性担当者から電話があり、上の階の男性から返ってきた言葉を教えてくれました。

「防音の工事をしてるんだから、下の部屋に聞こえるわけない」

上の階の男性は、以前、住人の集まりでも防音工事をしたと話していました。本人としては、十分に対策しているつもりだったのかもしれません。

ある朝、エレベーターでその男性と2人きりになったとき、私は思い切って声をかけました。

「夜中だけでも、少し控えていただけませんか。寝室まで振動が響いていて…」

すると男性は、短く笑って答えました。

「うちは防音ですよ。夜中に叩いても、そんなに聞こえないでしょう」

「音というより、天井から振動が伝わってくるんです」

「でも、工事はしてますからね」

話は平行線のまま、男性はエレベーターを降りていきました。その夜も振動は遅くまで続き、私はなかなか眠れませんでした。

管理会社の担当者が持ちかけた確認

翌週、担当者が建物まで来てくれました。

1階のエントランスで私と上の階の男性を交えて話していると、男性は改めて言いました。

「何度も言っていますけど、ちゃんと防音工事はしているんです」

すると担当者は、落ち着いた声で返しました。

「では、今夜11時ごろに、下のお部屋で実際に確認してみませんか」

男性は少し間を置いてから、「いいですよ、息子に叩いてもらいます」と答えました。

その夜11時、私の寝室に担当者と男性が入り、3人でしばらく待ちました。

やがて、上から「どん、どん」といつもの振動が響き始めました。

ベッドの横に置いていた棚の小物も、かすかに揺れています。

男性は天井を見上げたまま、黙っていました。

担当者が静かに言いました。

「今の振動です。外に大きく音が漏れていなくても、下のお部屋にはこうして伝わっています」

しばらくして、男性が小さな声でつぶやきました。

「…こんなに響いていたんですね」

その週のうちに電子ドラムの下には振動を抑える厚い台が敷かれ、練習も夜9時までになりました。

それ以降、深夜に天井を見上げることはなくなり、私はようやく朝まで眠れるようになりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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