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2026年9月の灯油18L 全国の店頭は前年比311円高

  • 2026.10.4

資源エネルギー庁の調査で、2026年9月28日の灯油18Lの店頭価格(給油所・税込)は全国平均2,538円。前年同時期より311円高く、上がり幅は北海道・東北で大きめでした。国の補助が入った価格である点と、家計調査で見た灯油を買い始める月の都市ごとの違いもまとめています。

朝晩が冷えてくると、ストーブの準備とあわせて気になるのが灯油の値段です。
資源エネルギー庁が毎週調べている給油所の価格では、2026年9月28日の灯油18Lは店頭の全国平均で2,538円(現金・税込)。前年の同じ時期(2025年9月29日)の2,227円より311円高くなっています。
この記事では、次の4つを公的な統計から見ていきます。
・灯油18Lの店頭・配達の価格と、9月の価格の11年分の比較
・いまの価格に入っている国の補助
・地域ブロックごとの価格と、前年からの上がり幅
・灯油を買う家庭が何月から増えるか(全国と11の都市)
価格の比較や割合の計算は、公表された値をもとにweboo編集部が行いました。

2026年9月28日の灯油18Lは店頭2,538円 配達は2,721円

資源エネルギー庁の石油製品価格調査(9月28日調査・9月30日公表)による、給油所の灯油の全国平均です。
・店頭(18L) 2,538円(1Lあたり141.0円)
・配達(18L) 2,721円
・前回(9月14日調査)の店頭 2,535円
配達は店頭より183円高い値でした。価格はいずれも現金で、消費税を含みます。
前年の同じ時期と比べると、店頭は2025年9月29日の2,227円から311円(14.0%)高く、配達も2,401円から320円高くなっています。2年前(2024年9月30日)の店頭は2,110円でした。

9月の店頭価格を11年分並べると

各年9月の最後の調査日の店頭価格(18L・全国平均)を、2016年から2026年まで並べました。
・2016年 1,149円
・2017年 1,375円
・2018年 1,700円
・2019年 1,637円
・2020年 1,453円
・2021年 1,765円
・2022年 2,025円
・2023年 2,187円
・2024年 2,110円
・2025年 2,227円
・2026年 2,538円
11年のうち最も低かったのは2016年の1,149円で、2026年はその約2.2倍です。ただし2016〜2019年の9月は消費税が8%で、2020年以降は10%です。また2022年以降の9月は、いずれも国の燃料油価格の支援策が行われていた時期にあたります(次の章で説明します)。

いまの店頭価格は国の補助が入った価格 10月1〜7日の補助は1L50.7円

資源エネルギー庁は2026年3月19日から、「中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置」として、ガソリン・軽油・重油・灯油・航空機燃料への支援を行っています。石油元売・輸入事業者に補助金を出して卸価格を抑え、小売価格の抑制を図るしくみです。灯油の2026年10月1日〜7日の支給単価は1Lあたり50.7円です(支給単価は毎週見直されます)。
資源エネルギー庁の全国平均価格のグラフでは、9月28日の灯油の全国平均141.0円/Lに対し、「補助なし価格」は192.0円/Lと示されています。1Lあたりの差51.0円を18Lに換算すると918円です(換算はweboo編集部)。
前年同時期の2025年9月29日は、灯油に1Lあたり5円の定額の補助(燃料油価格定額引下げ措置)が行われていた時期でした。前年との差の311円は、補助の額が違う時期どうしの店頭価格の差です。
緊急的激変緩和措置について、事業のサイトと説明資料に終える時期の記載はありません(同じサイトの「よくあるご質問」の「いつまで実施するのか」は、前の燃料油価格定額引下げ措置についての回答です)。資源エネルギー庁の説明資料(2026年3月11日)は「中東情勢の動向やそれを受けた原油価格の水準も見極めながら 、事態が長期化した場合には、今後とも支援の在り方を柔軟に検討する。」としています。

前年からの上がり幅 北海道365円・東北349円

石油製品価格調査の地域ブロック(経済産業局の管内)ごとに、9月28日の店頭価格(18L)と、前年同時期からの上がり幅を計算しました。
・北海道 2,620円(前年より365円高)
・東北 2,499円(前年より349円高)
・関東 2,533円(前年より292円高)
・中部 2,510円(前年より283円高)
・近畿 2,536円(前年より333円高)
・中国 2,560円(前年より313円高)
・四国 2,511円(前年より309円高)
・九州 2,565円(前年より298円高)
・沖縄 2,940円(前年より328円高)
上がり幅が大きかったのは北海道(365円)と東北(349円)で、最も小さかったのは中部(283円)でした。店頭価格そのものは、沖縄(2,940円)を除くと北海道の2,620円が最も高く、東北の2,499円が最も低くなっています。
配達と店頭の差は、北海道は47円でしたが、関東は224円、東北は164円でした。ブロックの範囲は都道府県の地方区分と少し違い、関東に新潟・長野・山梨・静岡、中部に富山・石川、近畿に福井が入ります。

灯油を買う家庭は10月から増え始める 都市で立ち上がりに差

灯油を何月から買う家庭が多いのかを、総務省の家計調査(二人以上の世帯)で見ました。家計調査には、その月に灯油を買った世帯の割合(購入世帯数)と、100世帯あたりで何回買ったか(購入頻度)が載っています。灯油を使わない世帯も含めた値です。

全国では10月に約5〜8% 12月には約4世帯に1世帯

全国で、その月に灯油を買った世帯の割合は、2023〜2025年の3年で次のとおりでした。
・8月 1.7〜3.0%
・9月 1.8〜2.3%
・10月 4.9〜8.3%
・11月 16.7〜19.5%
・12月 25.4〜26.7%
8・9月は3%以下ですが、10月に増え始め、11月には10月の2倍以上、12月には25%を超えています。10月は年による差も大きく、2024年は4.9%、2025年は8.3%でした。

10月の購入は札幌が12月の4割弱 東京都区部・大阪市はほぼ11月から

都市ごとに、100世帯あたりの購入回数を2023〜2025年の3年分合計し、10月の回数が12月の何%にあたるかを計算しました。
・札幌市 37%(10月68回・12月182回)
・青森市 36%(10月80回・12月220回)
・盛岡市 27%(10月84回・12月306回)
・長野市 22%(10月58回・12月266回)
・仙台市 18%(10月37回・12月211回)
・新潟市 16%(10月37回・12月235回)
・広島市 7%(10月11回・12月153回)
・福岡市 7%(10月6回・12月88回)
・名古屋市 4%(10月4回・12月89回)
・東京都区部 4%(10月2回・12月45回)
札幌市・青森市では、10月にすでに12月の4割近い回数が買われていました。一方、東京都区部は10月が3年で2回、大阪市は3年とも10月は0回で、11月から回数が増えています(東京都区部24回・大阪市23回)。
同じ東北でも、仙台市(18%)は青森市(36%)・盛岡市(27%)より低くなっています。新潟市は16%でした。
都市は、家計調査の52市から北海道から九州までの11市を編集部が選びました。52市で比率が最も高いのは那覇市でしたが、回数が3年で10月7回・12月13回と少ないため除いています。東北・北陸では、富山市26%、秋田市・山形市・福島市が24%でした。
回数は「何世帯が買ったか」ではなく、100世帯あたりの購入の回数です。

よくある質問

灯油の価格はどのくらいの間隔で公表されますか

資源エネルギー庁の給油所の価格調査は、原則として毎週月曜日に調べ、水曜日に公表されます。次回は10月5日時点の価格が10月7日に公表される予定です。全国平均のほか、地域ブロック別・都道府県別の値も出ています。

灯油の保管や持ち越しの注意はどこで確認できますか

前のシーズンから持ち越した灯油をどうするか、新しく買った灯油をどこに置くかは、この記事の下の関連記事(暖房器具を出す日のNG5つ)にまとめました。給油するときの注意点も、石油ストーブのNG5つの記事で取り上げています。

まとめ 灯油18Lは2,538円 買い始めの月は都市で違う

灯油の価格と、買う家庭が増える時期を数字で見た結果です。
・2026年9月28日の灯油18Lは、店頭の全国平均2,538円・配達2,721円(給油所・現金・税込)
・前年同時期より店頭で311円(14.0%)高い。上がり幅は北海道365円・東北349円が大きめ
・2026年3月19日からの国の支援が続いている。10月1〜7日の灯油の支給単価は1Lあたり50.7円(毎週見直し)。終える時期の記載はない
・灯油を買った世帯の割合(全国)は10月に4.9〜8.3%、11月16.7〜19.5%、12月25.4〜26.7%
・10月の購入回数は札幌市で12月の37%、東京都区部は4%。買い始めの月は都市で違う
灯油の値段は毎週公表されています。お住まいの地域ブロックの店頭と配達の値を見比べて、使う量に合わせて準備しましょう。

※価格:資源エネルギー庁「石油製品価格調査」(給油所の灯油、18L・現金・消費税込み。各年9月の最後の調査日)。世帯の割合・購入回数:総務省「家計調査(家計収支編)」二人以上の世帯・月次(2023〜2025年)。差・割合・換算の計算はweboo編集部。補助の内容は2026年10月3日に確認したものです。

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