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「分かりにくい貼り方しやがって」2割引シールで店員を怒鳴った男性。だが、店長が返した一言

  • 2026.10.4
「分かりにくい貼り方しやがって」2割引シールで店員を怒鳴った男性。だが、店長が返した一言

半額だと思いこんだ一品

夕方のスーパーは、どのレジにも長い列ができていた。

私はかごを持ち直しながら順番を待っていた。

先頭で会計をしていたのは60代くらいの男性で、レジには若い女性店員が立っていた。

店員が惣菜のパックのバーコードを読み取ると、男性が画面を見て眉をひそめた。

「おい、違うだろ。半額だ」

「こちらは2割引きのお品です」

店員はパックを少し傾け、ふたに貼られた値引きシールを男性に見せた。

しかし男性は納得しない。

「棚で見たときは半額だった。ちゃんと確認してくれよ」

「申し訳ございません。こちらには2割引きのシールが貼られています」

店員がもう一度説明すると、男性の声はさらに大きくなった。

「分かりにくい貼り方しやがって、客を馬鹿にしてるのか!」

やがて「責任者を呼べ」と言い出し、レジの列は完全に止まってしまった。

店員の指先は少し震えていたが、答えは変えなかった。

店長が確かめた値引き表示

10分ほどして、売り場のほうから50代くらいの店長がやって来た。

店長は男性に一礼し、台の上のパックを手に取った。そしてシールを確認してから、落ち着いた声で言った。

「こちらのシールには、2割引きと書いてございます」

さらに、半額のシールは消費期限が今日までの商品にだけ貼っており、この商品は該当しないことを説明した。

「店員も、最初から表示どおりにご案内しております」

男性は何か言いかけたが、店長が差し出したパックのシールを改めて見つめた。

そのとき、私の後ろにいた年配の女性が小さな声でつぶやいた。

「2割引って、ここからでも読めるわよね」

近くにいた何人かも小さくうなずいていた。

男性はしばらく黙ったあと、店員のほうを向いた。

「わかりにくいんだよ…でも怒鳴って、悪かったよ」

そのまま2割引きの値段を払い、商品を袋に入れると、男性は出口へ向かっていった。

店長は店員に「よく答えてくれたね」と短く声をかけ、売り場へ戻った。

店員は一度深く息を吸い、次のかごを引き寄せた。

「お待たせいたしました。次のお客様、どうぞ」

先ほどまで震えていた声は、少し落ち着きを取り戻していた。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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