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玄関まで来た隣人「夜10時を過ぎたらテレビを消せ。壁が薄いんだ」テレビを消して暮らしていた私、我慢の限界がきた

  • 2026.10.4
玄関まで来た隣人「夜10時を過ぎたらテレビを消せ。壁が薄いんだ」テレビを消して暮らしていた私、我慢の限界がきた

壁の向こうから、突然の音

アパートの隣の部屋には、50代くらいの男性が住んでいた。

まだ暗いうちに出かける物音が聞こえることが多く、朝の早い仕事なのだろうと思っていた。

ある夜、音量を小さくしてテレビを見ていると、突然、壁がドン、ドンと鳴った。

驚いてテレビの音をさらに下げると、今度は玄関のドアが強くノックされた。

恐る恐る少しだけ開けると、隣の男性が立っていた。

「テレビの音、こっちまで響いてるんだよ」

「すみません。小さくしていたつもりだったんですが…」

「こっちは朝が早いんだ。これじゃ寝られないだろ」

男性は苛立った様子で続けた。

「夜10時を過ぎたらテレビを消せ。壁が薄いんだ」

私はもう一度謝ってドアを閉め、その日はテレビを消した。

それからは夜になると音が気になった。テレビは字幕だけで見て、友人との電話も控えた。

それでも、洗い物をしていると壁を叩かれることがあった。

自分では判断できなくなり、私は壁を叩かれた日と時刻、そのとき何をしていたのかをノートに残し、管理会社へ相談した。

担当者が実際に確かめた音

数日後の夜、管理会社の担当者が部屋に来てくれた。

40代くらいの女性で、私がつけていた記録に目を通した。

「細かく書いてくださったんですね。今日は、普段どおりテレビをつけてもらえますか」

言われたとおりの音量でテレビをつけると、担当者は壁ぎわでしばらく耳を澄ませた。その後、廊下側でも音を確認して部屋へ戻ってきた。

その直後だった。

ドン、と壁が鳴った。

担当者が私を見る。

「今の音ですね。私からお隣に話します」

担当者が隣のインターホンを押すと、男性がドアを開けた。私は少し離れたところに立っていた。

「こちらでもテレビの音を確認しました。今の音量であれば、通常の生活音の範囲だと考えています。それに、この建物に夜10時以降テレビを禁止する決まりはありません」

男性は何か言いかけたが、担当者は落ち着いたまま続けた。

「壁を叩いたり、直接お部屋まで行って大声で注意したりするのは控えてください。気になる音がある場合は、まず管理会社へご連絡ください」

男性はしばらく黙っていたが、最後に小さく「……分かりました」と答え、ドアを閉めた。

それ以来、壁を叩かれることも、玄関まで来られることもなくなった。朝、ごみ置き場で顔を合わせると、男性は短く会釈をして通り過ぎていく。

私は今も同じ部屋に住んでいる。

ある夜、いつもの音量でテレビをつけ、そのまま友人に電話をかけた。

「やっと声出して笑えるね」

そう言われて、私も久しぶりに気兼ねなく笑った。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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