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「またかよ、たまにはお前が払えよ」会計のたびに席を立つ義兄へ夫が言った。揉める光景を義母が止めた瞬間

  • 2026.10.3
「またかよ、たまにはお前が払えよ」会計のたびに席を立つ義兄へ夫が言った。揉める光景を義母が止めた瞬間

会計になると席を立つ義兄

夫の家族とは、季節ごとに集まってレストランで食事をしていました。

大きなテーブルの奥に夫と私が並び、向かいに義母、その隣の通路側が義兄の席です。

支払いは、それぞれが食べた分を出し合う形でした。

ところが食事が終わり、会計の時間が近づくと、義兄は決まって椅子を引きます。

「ちょっとトイレ行ってくるわ」

そう言って席を立ち、そのまま私たちが支払いを済ませるまで戻ってきません。

足りない分は、結局いつも夫と私が多めに出していました。

最初は偶然だと思っていましたが、同じことが3回続いた帰り道、私は夫に聞きました。

「お義兄さん、会計のときいつもいないよね」

夫は少し黙ってから答えました。

「やっぱり気づいてたか。俺も気になってた」

「何か言わないの?」

「母さんの前で金の話するのもな…」

義母が差し出した伝票

その夜も、デザートの皿が下がるころ、店員が伝票を持ってテーブルへ近づいてきました。

すると義兄が椅子の背に手をかけ、腰を浮かせます。

その瞬間、夫がグラスを置きました。

「またかよ、たまにはお前が払えよ」

義兄は動きを止め、笑ってごまかすように言いました。

「悪い、急に腹が痛くなってさ。それに財布も家に置いてきたんだよ」

「この前も、その前も会計のときいなかっただろ」

「たまたまだって。大げさだな」

夫が言い返そうとしたとき、義母が店員から伝票を受け取りました。そして、そのまま義兄の前へ差し出したのです。

「座りなさい。今日はちゃんと払いなさい」

義兄の笑顔が止まりました。

義母は続けます。

「私、実は数えてたの。いつもお会計のときにいなかったでしょう」

義兄は伝票と義母の顔を交互に見ました。

「財布がないなら、あなたの分は私が立て替えるから。来週返しに来なさい」

しばらく黙っていた義兄は、やがて椅子に座り直しました。そして上着の内ポケットに手を入れます。

出てきたのは、黒い財布でした。

夫も私も何も言いませんでした。義兄は伝票を手に取り、その日はきちんと支払いに加わりました。

店を出てから、夫がぽつりと言いました。

「母さん、ちゃんと数えてたんだな」

私は思わず笑ってしまいました。

次の食事会。店員が伝票を持ってきても、通路側の席は空きませんでした。義兄は座ったまま、上着の内ポケットに手を入れていました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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