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店長「子どもが熱なら仕事を辞めれば?」早退を拒否 →「あなた」パワハラ店長を『成敗』したのは

  • 2026.10.3

子どもの急な発熱は、働く親にとって避けることのできない出来事のひとつです。今回は、知人の娘・裕子さん(仮名)が、保育園からの連絡を受けて勤務先へ早退を申し出たときの話をご紹介します。事情を伝えた裕子さんに対し、店長から思いもよらない言葉が飛び出しました。

いつもどおり出勤したはずが……

私は4歳の娘を保育園へ預けながら、近所のスーパーで週4日パート勤務をしています。夫の職場までは1時間以上かかるため、保育園から呼び出しがあれば、私がお迎えに行くことがほとんどでした。

その日の娘は朝から元気で、私もいつもどおり午前9時から仕事へ。ところが昼前、保育園から「娘さんが38度を超える熱を出しています。できるだけ早くお迎えをお願いします」と電話が入ったのです。

「代わりの人を自分で探して」

私はすぐ店長に事情を説明し、「申し訳ありませんが、娘を迎えに行かせてください」と早退を申し出ました。しかし店長は、「急に帰ると言われても困る。代わりの人を自分で探して」と取り合ってくれません。休みの同僚数人に連絡しましたが、急な話で誰も見つかりませんでした。

その間にも保育園から再び電話があり、娘の熱がさらに上がったとのこと。「代わりは見つかりませんでしたが、もう帰らせてください」と、私は店長に頭を下げました。

「子どもが熱なら仕事を辞めれば?」

すると店長は、周囲にも聞こえる声で「子どもが熱なら仕事を辞めれば? 働くと決めたのは自分でしょう」と言い放ちました。さらに「子どもの体調くらい、前の日に分からないの?」と責められ、私は悔しくて言葉が出ません。すると同僚が「子どもの発熱を前日に予測できる人なんていません」と反論してくれました。

店長は「私に逆らうなら、あなたのシフトも減らすから」と返しましたが、同僚は途中から会話を録音しており、本社の相談窓口へ音声を送っていたのです。本社の担当者から「お子さんのお迎えを優先してください」と言われ、私はようやく娘のもとへ向かえました。

翌日、突然現れた本社担当者

翌日、本社の担当者が予告なく店舗を訪れ、従業員への聞き取りが始まりました。そこで、店長が子育て中の従業員に暴言を吐くだけでなく、休みを申し出た人のシフトを意図的に減らしていたことまで明らかになったのです。

店長は「店のために厳しく指導しただけ」と主張しましたが、担当者から「従業員に仕事を辞めろと言える立場ではありません。店長を続けられるか問われているのは、あなたです」と告げられ、黙り込みました。

その後、店長は役職を外されて別店舗へ異動。シフトの組み方も見直されました。後日、元店長は私と同僚に小さな声で「申し訳ありませんでした」と謝りました。

1人の同僚が声を上げてくれたことで、私だけでなく、みんなが働きやすい職場へ変わるきっかけになったのです。

【体験者:30代・パート勤務、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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