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「レジが空いたんだから、俺が先でいいだろ」列を横から抜けた男性に、店員さんが静かに返した正論

  • 2026.10.3
「レジが空いたんだから、俺が先でいいだろ」列を横から抜けた男性に、店員さんが静かに返した正論

列の横に立った男性

昼休みのコンビニは、正午を少し過ぎると一気に混みます。

2台あるレジはどちらも会計中で、床には並ぶ位置を示す足あとのマークが貼られていました。

私はお弁当を持って先頭に立ち、後ろには3人が並んでいました。

そこへ、40代くらいの男性が缶コーヒーを1本だけ持ってやって来ました。

ところが列の後ろにはつかず、私の横の通路に立ったまま、お菓子の棚を眺めています。

すると、すぐ後ろにいた男性が小さな声で聞いてきました。

「あの人、並んでるんですかね」

「どうでしょう。棚を見ているだけかもしれませんね」

そう答えたものの、その男性は腕時計を見たあと、列の後ろへ視線を向けて舌打ちしました。そして少しずつレジ側へ寄り、気づけば私より半歩ほど前に出ています。

そのとき、レジが1台空きました。

若い男性の店員さんが顔を上げます。

「お次でお待ちのお客様、どうぞ」

私が進もうとした瞬間、横にいた男性が先にレジへ向かい、缶コーヒーを台の上に置きました。

「あの、並んでいます」

私が声をかけると、男性は振り返って言いました。

「レジが空いたんだから、俺が先でいいだろ」

店員さんが案内したのは

店員さんはすぐには缶に手を伸ばしませんでした。

列の先頭にいる私を確認すると、男性に向かって落ち着いた声で言います。

「申し訳ありません。先頭のお客様から順番にご案内しています」

しかし男性は納得しない様子で、缶をレジの奥へ少し押しました。

「こっちは急いでるんだ。早く打ってよ」

その声に、周囲にいた何人かがこちらを見ました。

店員さんはもう一度、はっきりと伝えます。

「レジが空きましたので、列の先頭のお客様をお呼びしました」

そして私のほうへ手を向けました。

「お待たせいたしました。どうぞ」

男性はしばらく黙っていましたが、やがて缶を手に取り、列の横を通って最後尾へ向かいました。

そのやり取りのあいだにも客は入ってきていて、列は入り口の自動ドア付近まで伸びていました。

私はお弁当をレジ台に置きました。

温めを待つあいだに振り返ると、男性の前には、先ほどの倍ほどの人が並んでいます。

隣のレジから「次のお客様、どうぞ」と声がかかり、私のすぐ後ろにいた男性が進んでいきました。

急いでいる気持ちは分かります。それでも、昼休みで時間を気にしているのは、きっとその男性だけではありません。

何も言い返すことなく、いつも通りの順番を守った店員さんの対応が印象に残った出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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