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「うちの子が毎日怖いって言うのよ」懇談会で娘を責められた私。だが、担任の先生が続けて伝えた学校での姿

  • 2026.10.2

初めて参加できた懇談会

娘が小学校に上がった年の冬、私は初めてクラス懇談会に出ることができた。

一人で娘を育てていて仕事を休めず、それまで参観日にもほとんど行けていなかった。

教室では保護者が椅子を輪の形に並べて座り、30代くらいの担任の先生も同じ輪に加わっていた。

順番に自己紹介が進み、私は娘がお世話になっているお礼を伝えて頭を下げた。

私が座り直したとき、向かいにいた40代くらいのお母さんが手を挙げた。

「先生、ひとつだけいいですか」

先生がそちらを見ると、お母さんは私に向かって笑顔を見せた。

「あちらのお母さんに、やっとお会いできてよかったわ」

私もとっさに会釈を返した。けれど、続いた言葉に体が固まった。

「うちの子が毎日怖いって言うのよ」

「お宅のお嬢さんのこと。お家でも少し話を聞いてあげてほしいの」

周りの保護者も資料から顔を上げた。

わが子を心配していることは伝わってきた。

ただ、何があったのか具体的な話もないまま、みんなの前で突然そう言われても、私には何を答えればいいのか分からない。

胸が苦しくなり、ひざの上でぎゅっと手を握った。

先生が伝えた学校での娘の姿

そのとき、隣に座っていた先生が口を開いた。

「そのお話は、まず私から確認します」

先生は落ち着いた声でそう言うと、続けた。

「私が学校で見ている範囲では、お嬢さんが一方的に誰かを怖がらせているような様子は確認していません。むしろ、困っている子によく声をかけてくれています」

先日も給食の列で順番を抜かした子に、「並ぼうね」と声をかけていたのだという。

「ただ、お子さんが怖いと感じているなら、そこは私もきちんと様子を見ます。ここでどちらかを決めつけることではありませんから」

先生の言葉を聞いて、張りつめていた気持ちが少しだけゆるんだ。

すると、私の2つ左に座っていたお母さんが、遠慮がちに片手を挙げた。

「うちの子も、助けてもらったって言ってました」

向かいのお母さんは少し表情を変え、ひざの上の資料へ目を落とした。先生が次の人に自己紹介をうながすと、懇談会はそのまま続いていった。

帰りに買った娘の好きなプリン

懇談会のあと、先生は椅子を片づける手を止めて、私に声をかけた。

「いつも、お嬢さんに助けられています」

「ありがとうございます。今日の話、娘にも伝えます」

帰り道、私は娘の好きなプリンを買ってから、学童へ迎えに行った。

娘は私の持っていた袋を見つけると、すぐに中をのぞきこんだ。

「プリンだ。今日、なにかあったの?」

「先生がね、あなたのことをたくさんほめてくれたの」

みんなの前で突然娘のことを言われたときは、どうしていいか分からなかった。それでも、学校で娘を見てくれている先生が、分かっていることと、これから確認することを分けて話してくれた。そのことが、何よりありがたかった。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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