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「レジ袋のサイズなんて見て分からないのかよ」怒鳴られて手が震えた新人店員。だが、張りつめた店内を変えた先輩の一言

  • 2026.10.2

夕方のレジに響いた怒鳴り声

平日の夕方、仕事帰りに近所のスーパーへ寄ったときのことです。

どのレジにも5、6人ずつ並んでいて、私は総菜を入れたかごを持って端の列につきました。

私の3人前で会計をしていたのは、50代くらいの男性でした。

レジを担当していたのは「研修中」の札をつけた若い女性店員さんです。

一つずつ商品を確認しながら、丁寧にバーコードを通していました。

商品を半分ほど通したところで、店員さんが男性に尋ねました。

「レジ袋のサイズは、どうされますか?」

すると男性は眉を寄せ、カウンターに片手をつきました。

「レジ袋のサイズなんて見て分からないのかよ」

さらに、いら立った声で続けます。

「使えねえな。早くしてくれよ」

突然の大声に、店員さんの肩がびくっと揺れました。次の商品を持つ手も震え、バーコードを何度かざしても、なかなか読み取れません。

さっきまで聞こえていたレジの音が止まり、周囲の空気まで張りつめたように感じました。

後ろに並んでいた人たちも黙ったままです。私も、かごの持ち手を握りしめながら見ていることしかできませんでした。

隣のレジから来た先輩店員

そのとき、隣のレジにいた40代くらいの女性店員さんが、自分の列に「少々お待ちください」と声をかけ、新人の店員さんの横へ来ました。

そして男性に向き直ると、落ち着いた声で言いました。

「お客様、袋のサイズはご希望を確認してからお付けしています」

男性が何か言おうとすると、先輩は続けました。

「この店員は、いつもどおり確認しただけですので」

強い言い方ではありませんでした。それでも、先ほどまで怒鳴っていた男性は口を閉じました。

先輩は新人の店員さんに向き直り、そっと声をかけました。

「大丈夫。ゆっくりでいいよ」

新人の店員さんは小さくうなずきました。先輩がそばについたまま、残りの商品を一つずつレジに通していきます。

やがて、ピッ、ピッとバーコードを読み取る音が再び続き始めました。

同じ質問を、もう一度

男性はそれ以上何も言わず、会計を済ませました。お釣りを受け取ると袋を持ち、足早に出口へ向かっていきました。

先輩店員さんは「お待たせいたしました」と周囲に頭を下げると、自分のレジへ戻っていきました。

やがて私の順番になりました。

新人の店員さんはまだ少し緊張した様子でしたが、私を見て、先ほどと同じように尋ねました。

「お待たせしました。レジ袋のサイズは、どうされますか?」

「Mでお願いします」

そう答えてから、私は少しだけ付け加えました。

「さっきは大変でしたね。ありがとうございます」

店員さんは一瞬驚いた顔をしたあと、小さく笑いました。

「ありがとうございます」

ほんの短いやり取りでしたが、その表情を見て私も少しほっとしました。

新人かどうかに関係なく、店員さんが必要な確認をするのは当たり前のことです。怒鳴り声に言い返すのではなく、必要なことだけを伝え、新人の店員さんを支えた先輩の姿が、帰宅してからも心に残っていました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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