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「本当にピンチなんだ。5万円貸して」来月返すと約束した義弟、2年後の食卓で義母が箸を置いた瞬間

  • 2026.10.1
「本当にピンチなんだ。5万円貸して」来月返すと約束した義弟、2年後の食卓で義母が箸を置いた瞬間

食事会のあと、台所までついてきた義弟

2年前の秋、わが家に夫の家族を招いて食事会をしたときのことです。

食事が終わり、私が台所で片づけをしていると、義弟があとからついてきました。

「悪いんだけど、今月、急な出費が重なっちゃってさ。本当に厳しくて」

そう言うと、義弟は少し声を落としました。

「今月だけ5万円貸して。来月の給料日に返すから」

「私?お兄さんから借りれないの?」

「いや、色々あって頼みにくくてさ」

リビングからは夫たちの話し声が聞こえています。

せっかく家族で集まっている場で揉めたくないという気持ちもあり、私は寝室の引き出しから封筒を出し、5万円を渡しました。

ところが、翌月の給料日を過ぎても義弟から連絡はありません。

義実家の集まりで会うことはありましたが、義弟は外で飲んだ店の話などを楽しそうにするだけで、借りたお金には触れませんでした。

ある日、私は夫に頼みました。

「ねえ、あの5万円のこと、あなたからも言ってもらえない?」

夫は少し困った顔をしました。

「そのうち返すだろ。俺から催促するのも、ちょっと言いづらいな」

それ以上話は進まず、半年が1年になり、とうとう2年がたっても1円も返ってきませんでした。

新しい財布を見せた義弟に、私が切り出すと

先月、義実家でお義母さんの手料理を囲んでいたときのことです。

義弟がかばんから真新しい財布を取り出し、食卓の上に置きました。

「これ、この前買ったんだ。けっこうしたんだよ」

お義父さんが「立派なもんだな」と手に取り、義弟はうれしそうに笑っています。

私は少し迷いましたが、このまま何も言わなければ、また先延ばしになる気がしました。

「…ねえ。2年前に貸した5万円、そろそろ返してもらえる?来月の給料日に返すって話だったよね」

食卓が静かになりました。

義弟の笑顔が消え、お義父さんも財布をそっとテーブルに戻します。

すると、お義母さんが箸を置き、義弟を見ました。

「えっ、5万円?お義姉さんに借りたまま、2年も返してないの?」

義弟は何か言いかけましたが、そのまま黙り込みました。

お義母さんは少し間を置いてから続けました。

「それはだめでしょう。新しい財布を買う余裕があるなら、先に返さないと。次のお給料日に返しなさい。私も確認するから」

「…はい。ごめんなさい」

義弟が小さくうなずくと、今度は夫が私を見ました。

「ごめん。俺がもっと早くちゃんと言うべきだった」

2年越しに戻ってきた5万円

次の給料日の夜、玄関のチャイムが鳴りました。

そこに立っていた義弟は、白い封筒を両手で差し出して頭を下げました。

「遅くなって、すみませんでした」

封筒の中には、1万円札が5枚きちんとそろえて入っていました。

後ろで見ていた夫も、ほっとしたように笑っていました。

2年もかかりましたが、ようやく約束していた5万円が戻ってきました。家族だからこそ言いづらいこともあります。それでも、お金のことを曖昧なままにしない大切さを感じた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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