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「今の音、聞こえました?」夜10時過ぎに響く上階の物音。思わずドアを開けると、隣人も同じ悩みを抱えていた

  • 2026.10.1
「今の音、聞こえました?」夜10時過ぎに響く上階の物音。思わずドアを開けると、隣人も同じ悩みを抱えていた

天井の端から端へ動く音

マンションの3階に住んで2年になります。去年の冬ごろから、夜遅くになると上の階から洗濯機を回すような音が聞こえるようになりました。

脱水のような振動がおさまったあとには、重い物を床の上で引きずるような低い音が、天井の端から端へ移動していきます。

気になって数えてみると、週に3度ほど。時間はいつも夜10時を過ぎていて、日付が変わるころまで音がする日もありました。

「集合住宅なんだから、多少の生活音は仕方ないよね…」

そう思うと、管理会社へ連絡する決心がつきませんでした。

ただ、眠れない夜が続いていたため、手帳の隅に音がした日付と時刻だけは書き留めるようにしました。

隣の奥さんも残していた記録

ある晩、天井から突然、ドスンと大きな音が響きました。思わず部屋を出ると、ちょうど隣のドアも開き、40代くらいの奥さんが天井を見上げています。

「今の音、聞こえました?」

「はい。うちにもよく響いてきます」

「よかった…というのも変ですけど、私だけが気にしてるのかと思ってました」

奥さんも同じことで悩んでいました。

しかも、「私も記録してるんです」と部屋からノートを持ってきてくれました。

ページを見ると、そこには私の手帳とほとんど同じ日付が並んでいました。

翌日、2人で管理会社へ相談に行きました。担当者はノートと手帳を見比べながら、音の種類や時間帯を確認します。

「お二人とも、ほぼ同じ日に記録されていますね。こちらから上の階へお話しします」

管理会社から伝えられたこと

その週の土曜日、担当者が上の階の部屋を訪ねました。

しばらくして私の部屋の呼び鈴が鳴り、廊下へ出ると、隣の奥さんも声をかけられて出てきました。

担当者のそばには、上の階に住む30代くらいの男性が立っていました。

担当者は男性に、落ち着いた声で説明しました。

「夜遅い時間の洗濯機や床に響く音について、下の階の2部屋から相談が来ています。夜10時以降は、少しご配慮いただけますか」

男性は一瞬驚いたようでしたが、すぐに私たちへ向き直りました。

「帰るのが遅い日が多くて、つい夜に家事をしていました。すみません」

深く頭を下げられ、私も隣の奥さんも「分かってもらえたなら大丈夫です」と返しました。

それから、夜遅くの大きな音は聞こえなくなりました。

廊下で隣の奥さんと顔を合わせると、ときどき笑いながら声をかけ合います。

「昨日も静かでしたね」

「ええ。久しぶりによく眠れました」

自分だけの感覚だと思っていたことでも、記録を残して確認してみると、状況をきちんと伝えられるのだと実感した出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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