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「ちゃんと客の話を聞かないとダメだろ」ホットとアイスを間違えたかもしれない私。自分を疑い始めた私を救った店長の言葉

  • 2026.10.1
「ちゃんと客の話を聞かないとダメだろ」ホットとアイスを間違えたかもしれない私。自分を疑い始めた私を救った店長の言葉

昼のレジで始まった苦情

私は30代になった今も、週に何日かカフェのレジでアルバイトをしています。

平日の昼は近くで働く人たちで混み合い、レジの前にも列ができます。

その日、50代くらいの男性の注文を受け、できあがったアイスコーヒーを渡しました。

男性はすぐにカップをカウンターへ置きました。

「おい、これ冷たいじゃないか。俺はホットって言っただろ」

「申し訳ありません。すぐにお作り直します」

私は急いでホットコーヒーを用意しました。しかし男性はそれを受け取っても、その場を離れませんでした。

「ちゃんと客の話を聞かないとダメだろ。こういうのは店の教育の問題だから」

混雑していたこともあり、私自身も「聞き間違えたのかもしれない」と不安になっていました。

強く言い返すこともできず、謝りながら話を聞いているうちに、対応は10分近く続きました。

店長が記録を確認して伝えたこと

やがて店長が出てきて、男性に頭を下げました。

「お待たせして申し訳ありません。まず、注文の記録を確認させてください」

店長はレジの画面から少し前の会計を呼び出しました。そこには、アイスコーヒーのMサイズと表示されていました。

「レジには、アイスコーヒーのMサイズで登録されています。お手元のレシートも同じ内容です」

男性は眉を寄せながら、自分のレシートを広げました。

ただ、その記録だけでは、男性が実際に何と注文したのかまでは分かりません。

私が聞き間違えて、そのまま入力してしまった可能性もあります。

店長も、どちらが間違えたのかを決めつけることはしませんでした。

「ご不快な思いをされたことは申し訳ありません。ただ、ホットへの作り直しは済んでおりますので、これ以上スタッフを責め続けるのはご遠慮いただけますか」

男性はしばらく黙っていました。それから後ろの列を振り返ると、レシートをポケットにしまい、すでに受け取っていたホットコーヒーを持って店を出ていきました。

次に並んでいた女性が、私に小さく笑いかけました。

「温かい紅茶を一つ、お願いします」

その一言を聞いて、張りつめていた気持ちが少しだけほどけました。

ピークが過ぎたころ、店長が隣に来ました。

「長い時間、対応してくれてありがとう。どちらが間違えたかは分からないけど、作り直したあとまで責められ続ける必要はないからね」

「ありがとうございます。自分が全部悪かったのかもって、途中から分からなくなっていました」

注文のときに何があったのか、結局はっきりしたわけではありません。それでも、分からないことまで一方的に自分のせいだと思わなくてもいいのだと、そのとき少しだけ気持ちが軽くなりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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