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地面反力が飛ばしのポイント!ツアー初優勝プロの神ワザを解説

  • 2026.10.1

今シーズン、この3人で積み重ねた勝利数はすでに5つ。圧倒的な存在感を放つスイングの飛距離や精度など、ツアーで「勝てるポイント」はどこなのか。その秘密を徹底解説!

体重移動や地面反力を利用したメカニカルスイング

アドレス~テークバック

体重配分、ボール位置、グリップのいずれもクセがなく、非常にニュートラルでバランスのいい構えです。

テークバックでは体重を右足へ移しながら全身が一体となって動き出し、シャフトが地面と平行になるタイミングでは、右股関節へしっかり加重していく。この段階から骨盤がわずかにターゲット方向へ動きはじめ、次の動作への準備を行なっているのが特徴的です。

バックスイング~トップ

地面反力が飛ばしのポイント!ツアー初優勝プロの神ワザを解説
Point:骨盤がターゲット方向へ回転している(左)

トップへ向かうにつれて骨盤は回転を深めながら左足方向へ少しずつ移動し、切り返しへの流れを自然に作っています。肩は十分に回転していますが、背中を反らせることなく前傾角度を維持しているため、リバースピボットせずに深く捻転できる。

体の軸を保ったまま大きな回転量を生み出していることが、吉田選手の最大の特徴です。リバースピボットは腰痛の原因にもなるので、アマチュアは要注意です。

切り返し~ダウンスイング

地面反力が飛ばしのポイント!ツアー初優勝プロの神ワザを解説
Point:左足へのスムーズな踏み替え(左)

切り返しでは素早く左足へ踏み替え、下半身主導でダウンスイングへ移行します。骨盤が正面を向きはじめても上半身はまだ右後方を向き、捻転差を維持したままクラブが加速。右ヒジがやや体から離れることで手元は体から遠く保たれ、強いタメが作られる。

左足で地面を蹴って地面反力を受け、その反作用としてヘッドにはさらに遠心力がかかってスピードがアップします。

インパクト~フィニッシュ

地面反力が飛ばしのポイント!ツアー初優勝プロの神ワザを解説
Point:左ヒザが伸びてヘッドが加速する(左)

ダウンスイングで作った強いタメを適切なタイミングで解放し、ゆるやかな入射角でボールをとらえることで、スピン量を抑えた力強い弾道を放っています。フォローではクラブヘッドと頭部が引っ張り合う関係を保ち、大きなスイングアークを描きながらフィニッシュへ。

右股関節が深く回転し、左股関節はほぼアドレス時の位置を維持することで、柔軟性を活かした美しいフィニッシュを完成させています。

神ワザPoint

体重移動を使う際の注意点は、体の幅の外に力が流れないようにすること。吉田選手の場合はとくに左サイドへの体重移動が大きいのですが、切り返しでの踏み替えがまさに神ワザ。

トップに到達する直前に足の力を一瞬抜いて、わずかに体を自由落下させる。次にそれを支える動きによって、左サイドへ加重をしていきます。

いかがでしたか? 体重移動に注目しましょう。

吉田鈴
●よしだ・りん/2004年生まれ、千葉県出身。153cm。切れ味鋭いアイアンショットと緻密なコースマネジメントを武器に頭角を現し、今シーズンの「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」で初優勝を達成。姉の吉田優利と姉妹でのツアー優勝も話題となった。大東建託所属。

解説=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。理論的なレッスンで支持を集め、千葉県を拠点にジュニア育成や競技者指導を行なう。日本体育大学女子ゴルフ部では、テクニカルコーチとして選手強化に携わる。Canvath Golf代表。

写真=圓岡紀夫、渡辺義孝、小林司
撮影トーナメント=Vポイント×SMBCレディスゴルフトーナメント
※選手の成績などは2026年7月11日現在のもの

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