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「夜になると歌声と独り言が続くんです」管理人の注意でも変わらなかった隣人。だが、私が始めた2週間の記録とは

  • 2026.10.1

壁の向こうから毎晩聞こえる歌声

新卒で入った会社の近くに、初めての一人暮らしの部屋を借りたころの話です。20代だった私にとって、ようやく手に入れた自分だけの部屋でした。

ところが住み始めて数日すると、隣室から聞こえる音が気になるようになりました。隣に住んでいたのは、大学生くらいに見える若い男性です。

夜になると、壁の向こうから大きな歌声が響いてきます。かなり熱が入っていて、まるで一人でコンサートをしているようでした。

歌が終わると、今度は誰かと話しているような独り言が続きます。時計を見ると、歌い始めてから静かになるまで、毎晩2時間ほどたっていました。

仕事にもまだ慣れておらず、帰宅するころにはくたくたです。家では静かに休みたくて、私は管理人さんに相談しました。

「分かりました。一度、こちらからお伝えしてみますね」

「ありがとうございます。助かります」

後日、管理人さんから注意したと聞きました。しかし、その夜も壁の向こうから歌声が聞こえてきます。枕を耳に押し当てながら、私はため息をつきました。

2週間分の記録を管理会社へ

このままではつらいと思い、私は音が始まった時刻と静かになった時刻をノートに残すことにしました。そうして2週間分の記録がたまったところで、管理会社の窓口へ相談に行きました。

対応してくれた30代くらいの女性にノートを見せると、担当者は一枚ずつ確認していきました。

「夜になると歌声が聞こえて、そのあと独り言みたいな話し声が続くんです。だいたい2時間くらいで…」

担当者は時刻を確認すると、少し驚いたように顔を上げました。

「これだけ同じような時間帯に続いているんですね。分かりました。こちらから改めてお伝えします」

その日の夕方、担当者から隣室へ注意を伝えたと連絡がありました。

翌日の夜、玄関のチャイムが鳴りました。ドアを開けると、隣の男性が立っています。少し気まずそうに視線を落としていました。

「昨日、管理会社から言われて……。まさか、そんなに聞こえてたとは思ってなくて。すみませんでした」

「静かにしてもらえれば大丈夫です」

「気をつけます。歌いたいときは、カラオケに行くことにします」

男性は頭を下げ、自分の部屋へ戻っていきました。

その夜は、大きな歌声も長い独り言も聞こえませんでした。久しぶりに朝までゆっくり眠ることができ、翌朝は少し軽い気持ちで仕事へ向かえました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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