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葛西臨海公園「大量に漂着しました」の注意喚起…“地球上で最悪の侵略的植物”に「厄介」「知らなかった」

  • 2026.10.15
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出典元:PIXTA(画像はイメージです)

大雨のあと、川や海岸に流れ着くのは、木の枝や草などだけではありません。中には、周囲の自然環境に影響を及ぼす植物が混じっていることもあります。

東京都江戸川区にある葛西臨海公園では、この夏、「地球上で最悪の侵略的植物」とも呼ばれる特定外来生物が大量に漂着しました。除去・処分したあとも、発芽や発根が確認されたとして、公式X(旧Twitter)が注意を呼びかけ、話題になっています。

いったい、どのような植物なのでしょうか。生育の特徴や、拡散を防ぐために知っておきたいポイントを紹介します。

大雨で大量漂着!除去後も発芽・発根を確認

葛西臨海公園は公式Xで、「この夏、大雨により『地球上で最悪の侵略的植物』と呼ばれる特定外来生物ナガエツルノゲイトウが大量に公園護岸に漂着しました」と報告しました。

その都度、丁寧に除去・処分を行ったものの、漂着物に隠れていた茎から芽が出たり、根が伸びたりしていることが確認されたといいます。

公園側は、今後も点検を続け、貴重な海浜植物が生育する護岸を守っていくとしています。

「地球上で最悪」と呼ばれるナガエツルノゲイトウとは?

ナガエツルノゲイトウは、外来生物法に基づく「特定外来生物」に指定されています。

繁殖力が強く、いったん定着すると広い範囲に群落をつくることから、水路やため池の通水障害を引き起こすおそれがあり、農地や水辺の環境への影響が懸念されています。

農林水産省も、拡散を防ぐため、早期発見・早期駆除の重要性を示しています。

水辺だけじゃない!陸上でも広がる強い繁殖力

ナガエツルノゲイトウは、河川や水路、ため池、水田、あぜなどで生育するほか、乾燥にも強く、畑などの陸上でも育ちます。特に日当たりのよい水辺では大きな群落を形成しやすい、温暖な環境を好む植物です。

茎は地面や水面に沿って横に伸び、節から根を出しながら生育範囲を広げていきます。根が50cm以上の深さまで伸びることもあり、地上に出ている部分を刈り取っただけでは、再び生えてくる可能性があります。

さらに注意したいのが、茎がちぎれやすく、水に浮くという特徴です。ちぎれた茎が水の流れに乗って別の場所へ運ばれると、そこに定着して再び成長することがあります。

日本では種子をつけないとされるものの、このように茎や根の断片からでも容易に再生するため、少し残っただけでも拡散につながりかねません。

生きた個体の移動や譲渡などは禁止

ナガエツルノゲイトウは特定外来生物に指定されており、生きた個体の栽培や保管、運搬、譲渡、野外への放出などは原則として禁止されています。

枯れた個体は規制の対象外とされていますが、生きた植物を誤って移動させてしまうと法律違反になる可能性があるため、取り扱いには十分な注意が必要です。

見慣れない植物を見つけても、むやみに持ち帰ったり、別の場所へ移したりするのは避けたいところです。

「除去しても再び生えるの?」SNSでも驚きの声

今回の投稿を受け、ナガエツルノゲイトウの繁殖力や、外来植物が広がることへの注目と不安が集まっています。

「一度取り除いても、また生えてくるのは厄介」「水辺だけでなく陸地でも育つとは驚き」「茎の一部からでも増えるとは知らなかった」といった声が見られました。

また、「これだけ強い植物なら影響力もすごそう」「知らないうちに別の場所へ広がってしまうのが怖い」といった、自然環境への影響を心配する声も見られます。

このほか、「発見してくれてよかった」「対応するのも大変だけどこれ以上拡大しませんように」といった声も寄せられました。

身近な公園での出来事だけに、関心を持った人もいたようです。

一度の除去では終わらない 自然環境を守るために

今回、葛西臨海公園に漂着したナガエツルノゲイトウは、茎や根の断片から再生する性質を持っています。大雨などで流されてきた植物が新たな場所に根づけば、そこから生育範囲が広がるおそれもあります。

公園側が除去後も点検を続けるのは、こうした再生や拡散を防ぎ、貴重な海浜植物が育つ環境を守るためです。

外来植物の問題は、見つけたものを取り除くだけでは解決しない場合があります。早い段階で発見して適切に駆除し、その後も継続して確認することが大切です。

自然の中で見慣れない植物を見つけた際も、安易に持ち帰ったり、別の場所へ移したりせず、必要に応じて自治体などに相談することも、環境を守る一歩につながります。


参考:
都立葛西臨海公園@ParksKasai(2026年10月9日投稿)
ナガエツルノゲイトウ(農林水産省)

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