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「お名前は出さずに書面でお知らせします」深夜の足音に悩んだ私。管理会社が2度通知した結果

  • 2026.9.29

深夜1時、天井から響いてきた足音

4階建てのアパートの3階に住んでいたころの話です。引っ越して半年ほどたったある晩、布団に入ってうとうとしかけたとき、真上の部屋から床を打つような音が響いてきました。

時計を見ると、深夜1時です。かかとから落とすような重い足音が、部屋の端から端へ行ったり来たりしています。天井の照明がかすかに揺れるほどでした。

やっと静かになったと思ったら、2時ごろにまた始まります。次の晩も、その次の晩も同じでした。

「直接行って、言ってこようかな」

電話で母にこぼすと、少し間を置いて返事がありました。

「やめておいたほうがいいんじゃない?顔を合わせるたびに気まずくなったら大変よ」

「そうだよね。じゃあ、もう少し様子を見てみる」

私はしばらく直接訪ねるのはやめ、その代わり、音がした日付と時間をノートに書き留めることにしました。

1週間たっても足音は止まりません。深夜1時、2時と、同じような時間がノートに並んでいきました。

管理会社に渡した1週間分の記録

8日目の朝、私はノートの内容をまとめたメモを管理会社へ送り、電話もかけました。

「どのような音が聞こえますか?」

「走っているような足音です。だいたい深夜1時ごろで、2時ごろにまた聞こえる日もあります」

担当の女性は、私が記録した日付と時間を一つずつ確認しました。

「分かりました。お名前は出さずに、上のお部屋へ書面でお知らせしますね」

担当者の説明では、下の階から深夜の足音について相談があったことと、夜間は足元に配慮してほしいという内容を伝えるとのことでした。

その後、足音はいったん小さくなりました。しかし3日ほどすると、また以前のように聞こえるようになりました。

私は再び記録を送りました。すると管理会社は、もう一度上の部屋へ書面を送ってくれました。

2度目の手紙のあと、階段で会った男性

2度目の手紙が送られたその週から、深夜の足音はほとんど聞こえなくなりました。

1時を過ぎても、2時を回っても、天井は静かなままです。

数日後の朝、ゴミ袋を持って階段を下りていると、上から20代くらいの男性が下りてきました。

すれ違いかけたところで、男性が足を止めました。

「あの……下のお部屋の方ですよね」

「はい」

男性は少し気まずそうに頭を下げました。

「夜、うるさくしてすみませんでした。下にあんなに響いてると思ってなくて……」

部屋で体を動かすことがあり、階下への響き方まで意識していなかったそうです。

「いえ。夜だけ少し気をつけてもらえたら助かります」

そう答えると、男性はもう一度「すみません」と頭を下げました。

そのとき、ちょうど階段の下から出てきた隣室の女性も私たちの会話が聞こえたようで、「最近、夜が静かになりましたね」と小さく笑って会釈しました。

その晩も、大きな足音は聞こえませんでした。直接ぶつかりに行くのではなく、記録を残して管理会社に相談したことで、落ち着いて解決できた出来事です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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