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「量販店で買えば安くなる」新築の値引きでカーテンを外す提案…30代夫婦に元住宅営業マンが伝えた“確認”

  • 2026.11.6
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

10月は朝の窓辺がひんやりしてきて、厚手のカーテンを出す家もあるでしょう。新築の打ち合わせでは、カーテンが値引きに使われることがあります。

「カーテンは見積もりから外し、量販店で買えば安くなりますよ」――担当者からのそんな提案は、費用を抑える正当な方法です。しかし、外れるのがカーテンだけとは限りません。

営業をしていたころに受けた相談から、外す前に確かめたいことを考えたいと思います。

値引きでカーテンを外す提案を受けた、ご夫婦の相談

10年ほど前、私が運営を手伝っていた「家づくり勉強会」で、30代のご夫婦から相談を受けました。新築の見積もりを取っている最中でした。

値引きを相談した建築会社から、カーテンを外す提案があったといいます。量販店で買えば安くなるとのことでした。

「『総額が下がりますよ』と言われたのは魅力的だったんですけど、本当に後から何の問題もなく安く済むのかな?と少し心配で…」と話す奥さん。

ご夫婦から「それって、うのみにして大丈夫ですか?」と聞かれた私は、一般的なコストダウン方法だけれど注意点もあると伝えました。

じつは、カーテンを見積書から外すと、レールを取り付ける下地も入らなくなる場合があります。そのため、建築会社に配慮してもらってほしい、とアドバイスを添えました。

後日、別の勉強会で再会したときに、その後どうなったかを聞きました。

「あのあと、アドバイスどおりに営業さんに『カーテンは外すけれど、レールの下地だけはちゃんと入れておいてください』って伝えてみたんです」と旦那さん。

「どうでしたか?」と聞くと、奥さんが「下地を追加費用なしで入れてもらえることになりました!事前に聞いておいて良かったです。安心しました」と教えてくれました。

カーテンレールの下地は、壁を張る前に入れるもの

カーテンを建築工事に含める会社では、レールを留める下地(壁の中の木材)も、カーテンと一緒に見積もられていることがあります。

下地は、壁のボードを張る前に入れるもの。完成後に入れるなら、ボードと壁紙をはがして張り直す工事代が別にかかります。

下地がないと、選べるカーテンが「重さ」で限られることも

カーテンレールメーカーのタチカワブラインドは、取扱説明書で、カーテンとレールを合わせた重さに耐えられる下地への取り付けを求めています。

下地がなければ、ちょうどよい位置の柱に留めるか、柱もなければアンカーという部品でボードに留めます。

ボードにアンカーで留めると、下地がある場合より耐荷重(支えられる重さ)が小さくなり、重いカーテンを付けられないこともあります。

窓まわりは「電気配線」との兼ね合いにも注意

カーテンを見積もりから外すときに気にかけたいのは、下地だけではありません。

窓の上には、エアコン用コンセントの配線が通ることもあり、あとでレールを留めるネジが当たらないよう、建築会社に配慮してもらう必要があります。

高い窓に電動のカーテンやブラインドを付けるなら、バッテリーで動くタイプでなければ電気配線も要ります。

どちらも、壁を張る前に建築会社と打ち合わせを実施しておきたいところです。

見積書からカーテンを外す前に、付け方も伝えておく

下地を入れる位置や要・不要も、カーテンの付け方で変わります。

窓枠の上の壁に付けるのか、窓枠の内側に付けるのか、天井のカーテンボックス(カーテンレールを納める箱状の部分)に収めるのか。

付け方が決まらないうちは、下地の施工方法も決めにくいものです。

カーテンを見積書から外すと、付け方を決めないまま打ち合わせが進むことがあり、下地まで一緒に外れることがあるのは、そのためです。

「下地はどうしますか?」――値引きでカーテンを外す提案のとき、建築会社の側からこの一言があるのがベストです。

とはいえ、その一言を待たなくても、先に手を打つことはできます。

施主からも、見積書からカーテンを外す前に、付け方も伝えて「レールの下地だけは入れておいてください」と頼んでおきましょう。

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手元の見積書で、下地の書かれ方を見てみる

見積もりを取っている最中なら、手元の見積書で、下地がどう書かれているかを見てみてください。

「下地一式」と1行で書かれていることもあれば、カーテンの行の備考欄に記載されていることもあります。書き方や、カーテンを外したときに下地の費用をどう扱うかは、会社によって違います。

見当たらないときも、カーテンを外す前に「レールの下地だけは入れておいてください」と伝えておけば安心です。

下地があれば、住んでから売り場で厚手のカーテンを手に取っても、重さを理由に棚へ戻さずに済みます。値引きで外すのはカーテンだけにして、下地は残しておきたいところです。


参考:
装飾カーテンレール ガレア 取扱説明書 兼 無償修理規定(タチカワブラインド)


ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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