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施主「思ったのと違った」新居に住んで1か月、玄関の飾り棚が…元住宅営業マンが30代夫婦から告げられた“誤算”

  • 2026.10.16
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

芸術の秋。新築を計画中で、お気に入りの絵を飾る場所をつくりたいと考えている方もいるでしょう。玄関の壁をへこませてつくるニッチ(飾り棚)も、そのひとつです。

ただ、ニッチの大きさや高さは、案外図面ではわかりにくいものです。10年以上前、営業をしていたころ、住み始めたお施主さまから「ニッチだけ、思ったのと違った」と言われたことがあります。

住み心地はほめていただけた家に残った「思ったのと違う」という言葉。そこから、図面では伝わりにくいものの正体を考えたいと思います。

住み始めて1か月、「冬でも暖かい」に続いた言葉

「絵を飾りたい」というご要望を受けて、30代のご夫婦の家の玄関にニッチを設けました。大きさと位置は、展開図(部屋の内側の各壁面を、正面から見た図面)でご説明しました。

新居で暮らし始めて1か月ほどたったころ、お宅に伺いました。「住み心地はどうですか?」と聞くと、返ってきたのは「冬でも暖かい」という、うれしい一言。

ところが、続けて「でも、ニッチだけ、思ったのと違った」「想像より小さくて、位置が低い」と言われました。

ニッチのやり直しは望まれず、絵は飾れました。それでも、担当としてひと声が足りなかった――と心に残りました。

上棟後(家の骨組みが屋根まで組み上がったあと)の現場打ち合わせの際、マスキングテープや、ニッチの大きさに切った紙を使って、実際の高さと大きさをお示しすれば結果が違ったはずです。

高さは、図面ではわかりにくいものだと学びました。

図面の「床から何mm」が教えてくれないこと

間取り図(平面図)は、家を真上から見た図で、高さはほとんど描かれません。ニッチの高さが数字で書かれるとしたら、部屋の内側の壁を正面から見た展開図のほうです。

ただ、図面に書かれた「床から何mm」を示す数字は、その高さが自分の目線のどこに来るかまでは教えてくれません。

これは、ネット通販の服で着丈の数字を見ても、裾が腰のどこに来るかはつかみにくいのと似ています。

しかも図面には、飾る物が描かれていないことのほうが多いでしょう。絵を置いたときに余白がどれくらい残るか、玄関のインテリアとのバランスがどうかは、図面からは読み取りにくいのです。

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上棟後の現場打ち合わせで、ニッチの位置を見せてもらう

本来は、建築会社の側から「ニッチの高さを、現場でも確かめてみましょう」とひと声かけたいものです。

一方で、施主にもできることがあります。新築やリフォームでは、高さは図面から読み取りにくいと知っておくだけでも、「思ったのと違った」を防ぎやすくなります。

ニッチをつくるなら、打ち合わせで飾りたい物の実寸を測って伝え、「上棟後の現場打ち合わせで、ニッチの位置を見せてください」と頼んでおきましょう。

上棟後、木工事が進んで壁の下地(間柱など)が組まれたころには、玄関の広さや壁の位置の感覚がつかめるようになります。

現場打ち合わせの機会を設けていない会社なら、上棟がいつごろになるかを聞いて、「そのあとに一度、現場で見せてください」と頼むこともできます。

現場では、ニッチの大きさに切った紙を、高さを合わせて柱や間柱(壁の下地材)に貼ってもらいましょう。図面の数字が、目線の高さに変わるはずです。

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高さの数字が出たら、今の家の壁にメジャーを当ててみる

高さは図面だけではわかりづらく、「思ったのと違う」に発展しやすいものです。「冬でも暖かい」のあとに続いた「ニッチだけ、思ったのと違った」から、そう学びました。

打ち合わせで高さの数字が出てきたら、今の家の壁にメジャーを当ててみるのもいいでしょう。数字が自分の目線のどこに来るか、なんとなく見当がつきます。


ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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