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「本当に申し訳ありません」40代夫婦が謝罪の事態に…連休旅行帰りに青ざめた“隣人からの貼り紙”

  • 2026.10.6
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

旅行へ出かける前は、戸締まりや火の元の確認、電気の消し忘れなどが気になるものです。玄関を出る直前に、もう一度部屋を見回す方もいるのではないでしょうか。

しかし、しっかり確認したつもりでも、普段の習慣になっていることほど見落としてしまう場合があります。

今日は、10月の3連休に旅行へ出かけた40代夫婦が、旅行先で管理会社から受けた一本の電話をきっかけに、思わぬ確認漏れに気づいたエピソードをご紹介します。

戸締まりも火の元も確認。安心して旅行へ出発

分譲マンションで暮らす40代のAさん夫婦は、10月の連休を利用して2泊3日の旅行へ出かけることにしました。夫婦ともに普段は仕事で忙しく、久しぶりの旅行を楽しみにしていたそうです。

出発は早朝。寝坊しないよう、前日の夜に目覚まし時計をセットしました。

当日の朝6時、目覚ましの音で起きたAさんは、停止ボタンを押して身支度を始めます。荷物を玄関へ運び、窓の鍵や火の元を確認。妻も照明やエアコンを消し、部屋を見回しました。忘れ物もなく、予定どおりに出発。旅行初日は、食事や観光を楽しみました。

ところが、2日目の朝、Aさんの携帯電話にマンションの管理会社から連絡が入ります。

「今朝6時ごろ、お部屋から目覚ましの音が聞こえて、なかなか止まらなかったと、隣の方から相談がありました」

Aさんは、寝室に置いた目覚まし時計を思い浮かべ、はっとしました。

「あ…。昨日、音は止めたけど、設定を解除していなかった」

毎日、朝6時に鳴る設定のまま、出かけてしまっていたのです。

「止め忘れた…」気づいても、旅行先からは止められない

Aさんの目覚まし時計は、隣の住戸の寝室に近い壁際に置いてありました。普段は鳴るとすぐに止めるため、隣まで聞こえているとは思っていなかったそうです。しかし、留守中は誰も止められず、自動停止するまで音が続いていました。

「すみません。今は旅行で遠方にいて、すぐには戻れないんです。帰宅したら止めます」

Aさんは管理会社へ事情を説明しました。管理会社から隣人にも状況が伝えられましたが、だからといって遠隔でアラームを止められるわけではありません。3日目の朝も、6時になるとアラームが鳴りました。

一定時間で音が止まっても、翌日にはまた同じ時刻に鳴る仕組みだったのです。Aさん夫婦は、翌朝も隣人を起こしてしまうかもしれないと思いながら、旅行を続けることになりました。

帰宅すると玄関に貼り紙が

旅行を終えて自宅へ戻ったAさん夫婦は、玄関の貼り紙に気づきます。

「2日間、朝6時に起こされました。今後、留守にするときは止めてください」

Aさんはすぐに設定を解除し、夫婦で隣の住戸へ謝罪に伺いました。

「目覚ましを止め忘れてしまって、本当に申し訳ありませんでした」

隣人から返ってきたのは、こんな言葉でした。

「休みの日くらい、ゆっくり寝たかったです…」

連休に旅行を楽しんだAさん夫婦。一方、隣人は2日続けて、望まない時間に起こされていました。旅行の余韻は消え、その後も廊下やエレベーターで隣人と顔を合わせるたびに、気まずさが残ったそうです。

留守にする前は「音が出る設定」まで確認する

マンションでは、自分の部屋で鳴っている音が、隣の住戸にも届く場合があります。普段はすぐに止めている目覚ましも、留守中には繰り返し迷惑をかける原因になりかねません。

まず大切なのは、出発前の確認に「アラームの解除」を加えることです。夫婦それぞれの目覚まし時計に加え、自宅に置いていくタブレットや、アラーム代わりにしている予備のスマートフォンなども確認しましょう。複数の時刻を設定している場合は、1つだけ解除して安心しないことも必要です。

目覚まし時計を選ぶ際には、一定時間で音が止まる自動停止機能があるか、その時間がどのくらいかを確認しておくとよいでしょう。ただし、今回のように、自動停止しても翌朝また鳴る製品があります。自動停止機能は、留守にする前の設定解除に代わるものではありません。

また、時計を隣の住戸と接する壁際から離したり、音量を必要以上に大きくしないよう調整したりすることも、日常の音への配慮になります。音だけに頼らず、振動で起こすタイプを検討する方法もありますが、製品によっては振動音が出るため、置き方にも気を配りたいところです。

もし旅行中に苦情の連絡を受けたら、まずは管理会社を通じて、帰宅予定や対応できることを具体的に伝えましょう。近くに合鍵を預けている家族がいる場合は、止めに行ってもらえるか相談する方法もあります。

マンションでは、何気ない生活音が近隣の負担になることもあります。留守にするときだけでなく、普段から音量や時間帯にも気を配り、お互いが安心して暮らせるよう心がけましょう。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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