1. トップ
  2. ビジネス・マネー
  3. 「学費引き落としのため」新たに口座を開設した50代女性→1年後、ATMで記帳すると…表示された“文字”に「一体どういうこと…」

「学費引き落としのため」新たに口座を開設した50代女性→1年後、ATMで記帳すると…表示された“文字”に「一体どういうこと…」

  • 2026.10.21
undefined
出典元:PIXTA(※画像はイメージです)

みなさま、こんにちは。元銀行員の金融ライター・池田です。

学費や習い事の引き落としのため、これまで利用していなかった金融機関で口座を開設した経験がある人も多いのではないでしょうか。引き落とし口座として『取引したことがない銀行』を指定されていると、“引き落としのためだけに入金する”という面倒な作業が発生してしまうのがネックでもあります。

今回は、学費引き落としのために口座を開設したものの、“ある見落とし”で通帳の利用が停止されてしまった女性の事例を紹介します。

「子どもの学費引き落としのため」新たに口座開設した女性

50代の女性・Aさん(仮名)には、来年から大学生になる息子がいます。

今回、授業料の引き落としのため、新たに口座を開設することになりました。

引き落とし金融機関として指定されていたのは、これまでAさん夫婦が利用したことのない銀行です。

「大学の学費は、前期分は5月、後期分は11月に引き落とされるそうです。口座を開設したら、ひとまず学費1年分を入金しておくことにしました」

Aさんは口座開設後、すぐに貯蓄口座から資金を移したといいます。

約1年後、残高確認のため記帳に訪れると…

undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

その後、Aさんの息子は無事に大学入学を迎えました。

予定通り5月・11月に学費が引き落とされ、口座の残高はほとんどない状態に。

そして、口座開設から約1年後の3月。Aさんは、次回5月の学費支払いに備え、貯蓄口座から再度資金を移すことにしました。

まずは残高確認のためATMで記帳しようとすると、“この通帳は利用できない”といった旨の案内表示が。

「通帳が利用できない?一体どういうこと…」

慌てて窓口へ向かうと、思いがけない事実が発覚します。

「Aさまの通帳には年間550円の利用手数料が発生していますが、残高不足により、先月引き落とされるはずの手数料が落ちませんでした。そのため、通帳の利用が停止された状態となっています」

「そういえば、引き落としの案内ハガキが届いていたのをすっかり忘れていました…。今後も口座自体は使えるんですよね?」

「利用できないのは通帳のみで、口座はそのまま問題なくお使いいただけますよ。キャッシュカードでのお取引も可能です」

担当者の言葉を聞き、安堵したAさん。

「口座自体が使えなくなってしまったんじゃないかと思い、本当に焦りました…。使い慣れている紙の通帳のほうが管理しやすいと思っていましたが、今後はこれを機に、ネットバンキングの利用に切り替えることにしました」

そう話されていました。

“紙の通帳”の手数料に注意!引き落とし時期と金額の確認を

最近ではネットバンキングの普及から、紙の通帳の発行や利用に手数料がかかるケースも増えています。

手数料が残高不足で引き落としできない場合、通帳の利用が停止されたり、自動的に無通帳の口座に切り替えられたりすることも。

特に、Aさんのように学費などの引き落としのためだけに利用している口座では、資金の移し忘れによって残高不足に陥りやすいと考えられます。

ただし、通帳の利用にかかる手数料の扱いは、銀行によって大きく異なります。

まずは、取引銀行で“そもそも手数料がかかるのかどうか”を確認したうえで、手数料が発生する場合、引き落とし時期や金額などを把握しておきましょう。

また、ネットバンキングやアプリなどを抵抗なく利用できるのであれば、“紙の通帳を発行しない”という選択肢も1つといえるでしょう。


監修・執筆:元銀行員・ikebu

元銀行員の金融・法律ライター。一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は地方銀行に入行。個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続などの幅広い業務に携わる。法人営業では、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。現在は金融・法律ジャンルを中心にライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意とする。

の記事をもっとみる

注目コンテンツ