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「どうして…」500万円を“年利0.5%の定期預金”に入れた60代女性、満期日に明細を開くと…表示された文字に“首をかしげたワケ”

  • 2026.10.21
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは、マネーシップス代表 ファイナンシャルプランナー/IFAの石坂です。

銀行にお金を預けるとき、金利や預入期間は気にしていても、満期後の取扱方法までは意識していない人もいるかもしれません。実は、定期預金は期限を迎えても、必ず普通預金にお金が移るとは限りません。利息を含めて、次の定期預金へ引き継ぐ契約もあります。

500万円を預けた60代女性は、満期から1年後ではなく、預け入れから1年後の満期日に、思い描いていた受取方法との違いに気づきました。

「約2万円を使おうと思ったのに」満期日に感じた違和感

60代のKさんは、生活費とは別に確保していた500万円について、少しでも利息を増やせないかと考えていました。日常の支払いに使う普通預金には十分なお金を残していたため、この500万円はしばらく動かす必要がありません。

そこで利用したのが、預入期間1年、年利0.5%の定期預金でした。Kさんは元金を使わず、毎年受け取る利息を日々の楽しみに充てようと考えていました。

例えば、年0.5%で500万円を1年間預けた場合、税引前の利息は2万5,000円です。原則20.315%の税金が差し引かれるため、受取額は約1万9,900円となります。

Kさんも、満期になればそのくらいのお金が普通預金に入ると考えていました。ところが、1年後の満期日に銀行のアプリを開いても、普通預金の残高は想定していたほど増えていません。明細をさかのぼって調べても、利息と思われる入金はありませんでした。

「どうして…。定期預金の利息は、まだ振り込まれていないの?」満期日を間違えていないか、利息を受け取るために何か申請が必要なのか。Kさんはいくつかの可能性を考えました。

そこで定期預金の詳細画面を開いたところ、満期時の扱いを示す欄に「元加継続」と表示されていたのです。

Kさんは申し込みの際、金利と満期日ばかりを見ていました。利息をどのように受け取るかについては、特に意識していなかったことを思い出しました。

普通預金ではなく、定期預金の金額が増えていた

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

Kさんが定期預金の残高を調べると、当初の500万円より約2万円増えていました。

理由は「元加継続」という設定です。これは、満期時に発生した税引後の利息を、それまでの預入額に組み込んで新しい定期預金を始める方法です。

今回の条件なら、500万円に約1万9,900円が上乗せされ、約501万9,900円で次の預入期間が始まります。Kさんが期待していた普通預金への入金はありませんでしたが、利息そのものは定期預金の中に残っていました。

「受け取っていないと思ったけれど、定期預金に足されていたのね」と仕組みを理解したKさんは、今後は利息を受け取る設定にできるか、銀行に尋ねてみることにしました。

約2万円を受け取れる?満期時の設定で変わるお金の動き

定期預金の満期では、「預けた500万円」と「増えた約1万9,900円」を別々に考えると、取扱方法の違いがわかりやすくなります。

まず、Kさんが利用していた元加継続では、両方を合わせた約501万9,900円が次の定期預金になります。普通預金への入金はありません。

一方、「元金継続」という設定であれば、500万円だけを次の定期預金に回し、約1万9,900円の利息を指定口座などで受け取ります。

さらに「自動解約」を選べる商品では、満期時に定期預金を終了させ、元金と利息の合計約501万9,900円を指定口座などへ移します。

つまり、満期後に普通預金へ入る金額は、今回の例では次のように異なります。

  • 元加継続: 0円。元金と利息を合わせて預け直す
  • 元金継続: 約1万9,900円。利息だけを受け取る
  • 自動解約: 約501万9,900円。預金を終了して全額を受け取る

※受取先を普通預金に指定した場合の比較です。取扱方法の名称や選択肢は金融機関によって異なります。また、実際の利息は預入日数や端数処理などの影響を受けます。

預けたあとの予定まで考えて選ぶ

定期預金では、満期までの金利だけでなく、その先のお金の使い方にも注意が必要です。

特に、次の3点は事前に押さえておきたい内容です。

  • 満期時の設定: 何もしなくても預け直される契約なのか
  • 利息の扱い: 生活費に使える形で受け取れるのか
  • 次回の金利: 預け直すときに条件が変わる可能性はないか

例えば、利息を毎年使いたいなら、元金継続を選べるか調べておくとよいでしょう。反対に、当面使わないお金なら、利息も含めて継続する方法が候補になります。

すでに預けている場合は、契約内容や満期案内などを見直すのも一つの方法です。自動継続後の金利は、最初の契約時と異なる場合もあります。

満期日が来てから戸惑わないためにも、受け取る予定のお金が、実際にはどのように扱われる契約なのかを理解しておきたいところです。

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