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「なにそれ!?」義母の遺産“1,000万円”で住宅ローンを返済する予定だった40代妻→後日、夫が放った“予想外の一言”に激怒したワケ

  • 2026.10.17
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

みなさま、こんにちは。元銀行員の金融ライター・池田です。

親から相続した財産は、原則として個人の『特有財産』です。

しかし、夫婦で財布を分けていない場合は「家庭にお金が入る」という感覚が先行しやすいため、夫婦間の認識のズレによってトラブルが生じるケースも。

今回は、義母の遺産で住宅ローンを返済するはずが、思わぬトラブルに発展してしまった女性の事例を紹介します。

「相続した1,000万円は住宅ローンの返済に充てよう」と約束していた夫婦

40代の女性・Aさん(仮名)は、1か月前に一人暮らしの義母を亡くしました。

相続人は、夫・夫の妹の2人。遺産総額は約2,000万円で、2分の1ずつ相続することになりました。

Aさん夫婦は普段から財布を分けておらず、財産のすべてが“家庭のお金”として管理されていたそうです。

今回の遺産についても、Aさんは“家庭のお金”であると考えていたといいます。

「夫が相続した遺産は夫のもの、と考えるのが一般的なのかもしれませんが、私たち夫婦はこれまでも財産のすべてを共有してきました。もちろん、いつか私の両親に万が一があったら、相続遺産は今回と同様に“家庭のお金”として考えるつもりです」

夫からは、「今回相続した1,000万円のうち800万円を住宅ローンの返済に充て、残りは手元に置いておくのはどうか」と打診があったそう。

Aさんは“使いみちは夫に任せよう”と決めていたため、夫の提案に合意しました。

後日、夫が放った一言に「最初と話が違う…」

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

その後、Aさんの夫と妹で銀行の相続手続きを終え、夫の口座には無事に1,000万円が振り込まれました。

住宅ローンの返済タイミングは夫に従おうと思っていたAさんでしたが、夫からはまさかの一言が。

「母の遺産のことだけど、やっぱり住宅ローンの返済は見送ろうか悩んでいて。妹と姪の生活も心配だし、何かあったときのために残しておいたほうがいいかなと…」

Aさんの夫の妹はシングルマザーで、高校生の娘がいます。

妹親子は決して裕福な暮らしではなかったことから、これまでも夫が金銭的な支援をすることがありました。

「妹さんも1,000万円相続しているんだし、うちがそこまで助ける必要はないと思うけど…」

「そうだけど、姪も高校生になったばかりで、これからますますお金がかかる時期だから…。それに、そもそもこのお金を相続したのは俺なんだから、Aに口を出される筋合いはないはずだ」

「なにそれ!?最初に住宅ローンを返済しようって言ったのはそっちでしょう!?だから、てっきり家庭のために使うつもりなのかと思ってたのに…!」

Aさんが激怒して反発するも、話し合いは平行線のまま。

お互いに相続遺産について考え直し、改めて使いみちを決めることになったそうです。

相続財産はどう扱う?夫婦で“認識のすり合わせ”が大切

冒頭でも述べたとおり、親の遺産は原則としてその人だけの特有財産であり、配偶者と共有する必要はありません。

しかし、配偶者側が“家庭のお金”として認識していると、その使い道を巡って揉めてしまうケースも。

今回は、夫婦間で相続財産の捉え方にズレが生じていたことで、思わぬトラブルにつながってしまいました。

Aさん夫婦のような揉め事を防ぐためには、相続財産について、あらかじめ夫婦間で認識をすり合わせておくことが大切です。

また、相続した個人の特有財産として扱う場合、生活費や夫婦の財産を入れている口座とは、完全に分けて管理するようにしましょう。


監修・執筆:元銀行員・ikebu
元銀行員の金融・法律ライター。一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は地方銀行に入行。個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続などの幅広い業務に携わる。法人営業では、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。現在は金融・法律ジャンルを中心にライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意とする。


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