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「どうして…」ATMで“通帳の繰り越し”をした60代女性→1ヶ月後、履歴を確認すると…発覚した“謎の引き落とし”【元銀行員は見た】

  • 2026.10.15
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

みなさま、こんにちは。元銀行員の金融ライター・池田です。

近年では“通帳レス化”により、通帳を発行しない口座の利用が広がっています。それに伴い、通帳の発行・利用に手数料が発生するケースも。

しかし、手数料の有無や支払いタイミングは金融機関によって異なるため、事前の確認が必要です。今回は、ATMで通帳を繰越した後、身に覚えのない引き落としに驚くこととなった女性の事例を紹介します。

通帳がいっぱいになりATMで繰越した女性

60代の女性・Aさん(仮名)は、通帳記帳のため銀行内のATMを訪れました。

記帳すると通帳がいっぱいになっており、そのままATMで繰越することに。

「先日、他行でも同じようにATMで通帳を繰越したんです。そのときと同じだろうと思い、そのまま操作を続けました」

無事に繰越が終わり、通帳を持ち帰ったそうです。

1ヶ月後、通帳を確認すると“1,100円”の引き落としが…

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

1ヶ月後、再び記帳のためATMを訪れたAさん。

取引履歴を確認すると、数日前に『手数料1,100円』の引き落としがありました。

「この日は銀行にも来ていないし、どうして手数料が引き落とされているんだろう?」

疑問に思ったAさんが窓口を訪れると、思わぬ事実が発覚します。

「Aさま、1ヶ月ほど前にATMで通帳繰越をされませんでしたか?この1,100円は、通帳の発行や繰越にかかる手数料です。繰越の場合、手数料は翌月に引き落としとなります」

「そういえば先月、通帳がいっぱいになって繰越をしました…」

Aさんは、この口座の開設時に『通帳の発行手数料』として1,100円を支払っていたため、「通帳の手数料はこれで終わり」だと思っていたそう。

しかし、実際には、通帳の繰越時にも手数料の支払いが必要でした。さらに、時間差の引き落としで、余計に“何にかかる手数料なのか”が分からなかったとのこと。

「手数料は最初だけだと思いこんでいたんです。通帳を発行した時点でよく確認しておくべきでした」

そう話されていました。

“通帳の手数料”は銀行ごとに扱いが異なる

Aさんは、通帳の手数料についてこんなことも話されていました。

「他の銀行でもATMで通帳繰越をしましたが、そのときは手数料がかからなかったんです。銀行によって手数料の扱いも異なるんですね」

今回の銀行では、通帳の発行時や繰越時に手数料の支払いが必要でした。

しかし、金融機関によっては、発行手数料がない代わりに『年間手数料』として毎年定額を徴収していたり、そもそも通帳の利用や発行にかかる手数料を徴収していなかったりするケースもあります。

また、口座の開設時期や年齢などの条件により、繰越手数料や年間手数料が無料になることも。

思わぬ引き落としで慌てることがないように、どのタイミングで・いくら手数料がかかるのかをあらかじめ確認しておきましょう。


監修・執筆:元銀行員・ikebu

元銀行員の金融・法律ライター。一種外務員資格(証券外務員一種)、行政書士資格を保有。大学では法学部・法律学科に在籍し、卒業後は地方銀行に入行。個人リテール業務において、投資信託・生命保険商品の販売を中心とする資産運用のサポートのほか、住宅ローンや相続などの幅広い業務に携わる。法人営業では、事業性融資や法人向けの運用商品販売を担当。現在は金融・法律ジャンルを中心にライターとして活動。銀行員時代の経験や保有資格を活かし、専門的な内容を分かりやすく丁寧に解説することを得意とする。


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