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泌尿器科医「迷わず受診してください」→実は『腎臓病』のサインかも…当てはまったら要注意な「尿に現れる特徴」とは?

  • 2026.10.6
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

日常の中で、ふと「尿がいつもより泡立っている気がする」「少し色がおかしいかも」と気になったことはありませんか?「疲れているだけだろう」とそのまま流してしまいがちですが、実はその変化、体からの重要なサインかもしれません。

沈黙の臓器とも呼ばれる腎臓は、一度機能が落ちると元に戻すことが難しくなります。では、なぜ尿に変化が現れるのでしょうか。そして、どのような尿が出たら注意すべきなのでしょうか。

今回は、泌尿器科医の小内友紀子先生に、尿に現れるサインの理由と、隠れた重大な病気のリスク、そして毎日のトイレで今すぐ始められるセルフチェックのポイントについて詳しくお聞きしました。

なぜ尿に変化が?腎臓のフィルターが傷つく仕組みと生活習慣の影響

---尿の変化が腎臓の異常を知らせるサインになるのは、どのような仕組みからなのでしょうか?また、どのような習慣が腎臓に負担をかけるのですか?

小内友紀子さん:

「腎臓には『糸球体(しきゅうたい)』という、血液をろ過する細かいフィルターがあります。高血圧や高血糖が続くと、この細い血管が少しずつ傷み、本来は通さないたんぱく質や赤血球が尿に漏れ出てきます。

塩分のとりすぎ、肥満、運動不足、喫煙、睡眠不足は、その原因となる高血圧や糖尿病を悪化させる生活習慣です。水分不足や、市販の解熱鎮痛薬などを自己判断で長期にわたって飲み続けることも腎臓への負担になります。

腎臓は機能が落ちても自覚症状が出にくいため、尿の変化は数少ない初期サインなのです。」

放置するとどうなる?慢性腎臓病や他の重大な病気のリスク

---尿の変化を「疲れのせい」にして放置してしまった場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?

小内友紀子さん:

「慢性腎臓病は、一度失われた機能を元に戻すことが難しい病気です。放置して進行すると、透析や腎移植が必要になることがあり、心筋梗塞や脳卒中のリスクも高まります。

また、痛みのない血尿の陰に、膀胱がんなどが隠れていることもあります。休んでも続く変化を『疲れのせい』で片づけず、早めに受診することが大切です。」

流す前の数秒でチェック!見逃してはいけない4つのポイントと受診の目安

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

---日常の中で、私たちは自分の尿のどこをチェックすればよいでしょうか?具体的なポイントや受診の目安を教えてください。

小内友紀子さん:

「流す前に数秒、便器をのぞく習慣をつけましょう。見るポイントは、(1)数分たっても消えない細かい泡、(2)赤・茶色・コーラ色などの色、(3)にごりやにおい、(4)回数や量の変化です。

成分が濃い朝一番の尿は変化に気づきやすくおすすめです。女性は生理中や前後を外して判断してください。

健康診断の尿検査で『±』『+』が出たら、症状がなくても必ず精査や再検査を受けてください。『いつもと違う』が数日続いたら、迷わず受診してください。」

「数秒のぞくだけ」の習慣で、大切な腎臓の健康を守ろう

自覚症状が出にくい腎臓だからこそ、日々の排尿時に現れるわずかな変化を見逃さないことが何よりの予防になります。

「用を足したあとに数秒便器をのぞく」という簡単なアクション習慣を身につけ、尿の色や泡立ちの異常、あるいは健康診断での指摘があれば決して放置せず、速やかに泌尿器科等の医療機関を受診しましょう。

毎日の小さな関心が、将来の重症化を防ぎ、大切な健康を守る第一歩となります。


監修者:小内友紀子
公益財団法人ときわ会 常磐病院 泌尿器科 診療副部長、東京女子医科大学病院 泌尿器科 講師、医師、医学博士 女性泌尿器科医師として、普段は女性によくある尿もれから、男性の前立腺癌をはじめとする泌尿器科領域の癌診療まで診療しております。 【資格】医師 / 医学博士 / 泌尿器科専門医・指導医 / 透析医学会専門医・指導医 / 排尿機能学会専門医

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