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【東京都】CROOZ Hotel、アパートメントホテル全客室に海洋プラスチック削減寝具導入

  • 2026.9.28

クルーズの100%子会社であるCROOZ Hotelは、運営するラグジュアリーアパートメント「SHOGUN PRIVATE RESIDENCE」およびアパートメント「KOALA INN」の全客室に、海洋プラスチックをアップサイクルした高機能寝具「Suprelle blue ultra(シュプレールブルー ウルトラ)」を導入した。

泊まることが環境保護に繋がる

今回の導入は、掛け布団・ベッドパッド・枕をすべての客室に展開するもので、これまでにペットボトル約12,500本分(※1)に相当する海洋プラスチックの削減に貢献した。CROOZ Hotelは今後、新たに開設する客室においても「Suprelle blue ultra」を標準仕様として順次展開し、持続可能な都市滞在の提供を推進していく方針だ。

近年、訪日外国人旅行者数が高水準で推移する中、宿泊施設には地球環境への配慮や持続可能な観光(サステナブル・トラベル)への対応が強く求められている。CROOZ Hotelは、都心の既存ビルをリノベーションすることで建設時のCO2排出量や建築廃材を大幅に削減し、環境負荷の低減と上質な宿泊体験の両立を目指してきた。

今回の寝具導入により、宿泊すること自体が環境保護や社会貢献につながる「エシカルな体験価値」の創出を図る。

「Suprelle blue ultra」の特徴

導入された寝具「Suprelle blue ultra」は、環境保護、社会貢献、そして快適性と安全性を兼ね備えた製品である。

この製品は、国際NGO「Plastic Bank」と提携し、海洋流出の恐れがある沿岸地域で回収されたプラスチックをアップサイクルした高機能繊維を採用している。プラスチックの回収活動は途上国の沿岸地域で行われ、回収者への経済的報酬や生活支援に直結する仕組みとなっており、貧困削減にも貢献する(SDGs目標1)。プラスチックゴミによる海洋汚染の防止と環境負荷低減に直接貢献する点も特徴だ(SDGs目標12、14)。

品質面では、エコテックススタンダード100認証を取得した高い安全性を誇る。さらに抗菌・防臭・防ダニ試験もクリアしており、軽量でありながら優れた通気性と弾力性を持つ。これにより、インバウンドをはじめとするゲストに安全で快適な睡眠体験を提供する。

製品は掛け布団、ベッドパッド、枕が用意されており、ペットボトル約75本から掛け布団用の中わた約1.5kgが、約30本から枕用の中わた約0.6kgが生産される(ペットボトル1本約20gとして計算)。

事業の背景と今後の展望

日本政府が「観光立国推進基本計画」を掲げる中、訪日外国人旅行者数は2024年に年間3,600万人(※2)を突破し、コロナ禍前を超える水準で推移している。政府は「持続可能な観光」「消費額の拡大」などを柱に、2030年には訪日客数6,000万人(※3)を目指す目標を掲げており、今後も東京を中心とした宿泊需要は拡大の一途をたどることが確実視されている。

ニーズも「モノ消費」から「コト消費」へと変化し、「グループ旅行」や「長期滞在」が増加傾向にある。観光庁等のデータによると、訪日外国人の約6割(※4)が家族や親族、友人などのグループで来日している。しかし、都心部の既存ホテルはシングルやツインルームが主体であり、広めの客室の供給が不足しているのが現状だ。

CROOZ Hotelは、こうした課題に対し、築年数の経過した中小規模ビルや、テナント誘致に苦戦する不動産などを宿泊施設へとコンバージョンする事業モデルを展開。既存の建物を有効活用することで環境負荷を低減しつつ、駅チカの好立地でありながらコストを抑え、6名以上で宿泊可能な客室を中心に提供している。最新のオペレーションテクノロジーを活用した無人・省人化運営と合わせ、不動産価値の最大化と地域経済の活性化に貢献する、持続可能な宿泊事業モデルの実現を目指す。

単なる宿泊場所の提供にとどまらず、地球環境への配慮や地域社会への貢献を具体化した寝具「Suprelle blue ultra」の導入。CROOZ Hotelが行う、持続可能な観光の未来を拓く取り組みとして今後の展開に注目だ。

CROOZ Hotel公式HP:https://croozhotel.co.jp

※1 製品製造に使用されたソーシャルプラスチックの回収実績に基づく (500mlペットボトル1本=20g換算) ※2 出典:国土交通省 観光庁:訪日外国人旅行者数・出国日本人数 ※3 出典:国土交通省 観光庁:インバウンド消費動向調査 ※4 出典:国土交通省 観光庁:観光立国推進基本計画

(Kanako Aida)

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