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たぬき好きにはたまらない。東京の古街角狸スポット3選

  • 2026.9.30

東京という街とそこに息づくもの、こと、場所を愛してやまない人たちがいる。飲食をはじめカルチャーやエンタメ、さらに建築や公共物に都市の風景まで、マニアが極私的に案内する東京偏愛スポット。今回は、〈日本たぬき学会〉会長・むらたぬきに話を聞いた。

text: Muratanuki / edit: Mo-Green

麻布十番〈たぬき煎餅〉外観、恵比寿〈巴屋 恵比寿〉外観、神田〈天野屋〉外観
BRUTUS

教えてくれた人:むらたぬき(〈日本たぬき学会〉会長)

街角の狸(たぬき)の置物を撮影し、「#街角狸」でSNS投稿する街角狸研究家。世界中に散らばった狸たちをSNS上で一堂に集めるのが夢。

こんなところにも、古街角狸スポット

笠をかぶり、徳利と通帳を持ち、微笑む狸の置物。「酒買い小僧」スタイルと呼ばれる縁起物の狸は、明治生まれの陶工・藤原銕造(てつぞう)によって誕生。1931年、彼は信楽(しがらき)に狸専門の窯〈狸庵(りあん)〉を開き、信楽は狸作りの中心地となります。

街角の狸「街角狸」は時代とともに進化し、姿が変化してきました。現代の狸は2~3頭身へのデフォルメが進んでいますが、古狸はスリムで、目抜きや吊り金といった特徴があります。そんな、東京で見られる古狸スポットをご紹介します。

麻布十番〈たぬき煎餅〉外観
たぬき煎餅  軒下に、〈狸庵〉製の狸が鎮座し、店のシンボルとなっている。店内には江戸時代の名工・仁阿弥道八作の狸像があり、こちらも歴史的価値の高い逸品(通常はレプリカを展示)。店名の通り、狸にちなんだ煎餅が並び、香ばしい風味とパリッとした食感が特徴。狸好きならずとも楽しめる名店だ。住所:港区麻布十番1-9-13
恵比寿〈巴屋 恵比寿〉外観
巴屋 恵比寿  ベランダに、まるで行き交う人を見守るかのように〈狸庵〉製の大狸が鎮座している。その圧倒的な存在感には思わず息を呑むほど。いったいどうやって運ばれたのだろう。入口や店内にも狸が並び、正月には手作りの袴を着た狸が登場して温かく迎えてくれる。昔ながらのそばのおいしさも絶品。住所:渋谷区恵比寿南2-2-1 1F
神田〈天野屋〉外観
天野屋  店前に、1938年生まれの狸庵狸が2体鎮座し訪れる人々を見守っている。長年の風雪に耐えたその姿は、歴史を感じさせる趣が。さらに、店内には大小さまざまな珍しい狸の置物が並び、狸好きにはたまらない空間が広がっている。天野屋自慢の甘味を楽しみながら、狸の魅力に浸れるスポット。住所:千代田区外神田2-18-15
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