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「娘が怖がっているんです」2度お願いしても犬にリードをつけない隣人→回覧板に入った注意書きとは

  • 2026.9.27
「娘が怖がっているんです」2度お願いしても犬にリードをつけない隣人→回覧板に入った注意書きとは

玄関前まで来る大きな犬

隣の家では、大きな白い犬を飼っている。

人が好きなのか、誰かを見かけると太い声でよく吠える子だ。

ただ、ときどきリードをつけないまま玄関の外に出されていて、気づくとうちのドアの前まで歩いてきていることがあった。

うちは家族そろって犬が苦手だ。

特に小学生の娘は、吠える声が聞こえるだけで玄関で足を止めてしまう。

「ママ、今日も一緒に行って」

「うん。角まで一緒に行こう」

そんな朝が続き、私は娘を一人で外へ出すのが心配になっていた。

ある日の夕方、門の前で隣の奥さんを見かけ、思い切って声をかけた。

「すみません。外に出すとき、リードをつけてもらえませんか。娘が怖がっていて…」

奥さんは少し驚いたような顔をしたものの、

「わかりました」

と答えた。

ところが数日後、犬はまたリードなしでうちの前にいた。もう一度お願いすると、奥さんはまた「わかりました」とうなずいた。

それでも翌週、同じ光景を目にした。

近所ともめたいわけではない。それでも、娘が毎朝怖がっている状況をこのままにするわけにもいかなかった。

迷った末、私は町内会長さんの家を訪ねた。

70代くらいで、朝は通学路に立ち、子どもたちを見守っている人だ。

「どうしました? 何かありましたか」

「隣の犬のことで…。二度お願いしたんですけど、またリードなしで外に出ていて。娘が怖がっているんです」

会長さんは話を聞きながら、娘が朝どの道を通るのかも確認してくれた。

「そうでしたか。まずは回覧で、町内のみなさんにお願いしてみましょう」

回覧板にはさまれていた一枚

週末、回ってきた回覧板を開くと、いちばん上に一枚の紙がはさまっていた。特定の家のことは書かれていない。

「犬の散歩や外に出すときは、必ずリードをつけてください。小さなお子さんが通学に使う道です」

その日の午後、窓から外を見ると、会長さんが隣の家を訪ねているのが見えた。

出てきた奥さんに回覧の紙を見せながら、何かを説明している。

奥さんはしばらく紙に目を落としたあと、小さく頭を下げていた。

通りかかった向かいのご主人も足を止め、「うちも孫が来るので助かります」と会長さんに声をかけていた。

それ以来、隣の犬が外へ出るときには、いつも赤いリードがついている。

奥さんはリードを短く持ち、娘が通るときには門の内側で待ってくれるようになった。

月曜の朝、娘は玄関で靴を履き、ランドセルを背負い直した。

「ママ、今日は一人で行ってみる」

「うん。行ってらっしゃい」

門の外には、リードにつながれた犬が座っていた。奥さんがこちらへ軽く会釈をする。

娘も小さく手を振ると、そのまま一人で学校へ歩いていった。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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