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なぜチキンウィングになるのか?その理由を解説

  • 2026.9.26

「チキンウイング」も「右ヒジが引けるトップ」も、原因は腕と体の連動不足にありました。ミスの正体を科学的に解き明かす奥嶋誠昭氏の解説を紹介します。

用語24:なぜチキンウイングになるのかフォローで左ヒジが抜けた形になるチキンウイングになってしまうのはなぜですか?

なぜチキンウィングになるのか?その理由を解説
腕の付け根から腕を振るイメージで、体幹の回転を深くしていくとヒジは引けなくなる

→ヒジが抜けてしまう理由としては、左ヒジで引っ張ること、上半身の回転が止まること。インパクトゾーンで真っすぐクラブを動かそうとすることなどがあげられます。

インパクトのあと、左ヒジが引けることをチキンウイングといい、アマチュアゴルファーの典型的な悪い動きのひとつとなっています。主な原因のひとつは、上半身の回転が止まることにあります。

土台である体の動きが止まっているのに、腕でクラブをさらに動かし続けようとすると、左ヒジで引っ張るしかなくなるわけです。それで左ヒジが引けた形になります。また、インパクトゾーンでヘッドを長く真っすぐ動かそうとすることや、ハンドファーストの意識が強いことも原因となります。

そうした意識をもつと、左腕でクラブを引っ張ろうとして、ヒジが引けます。これを修正するために「三角形キープ」を思い出してください。三角形をキープしたまま、クラブを振り抜こうとすると、フォロースルー側に体を大きく回していかざるをえません。

フォローでも三角形の関係を崩さないようにするためには、両腕の三角形の底辺に当たる部分もよく回さなければなりません。三角形の底辺とはつまり、腕の付け根あたりです。

腕の付け根から腕をしっかり振っていることにもなるのですが、そうすると、ヒジが引けることがなくなります。腕はヒジから先だけではなく、肩につながり体幹ともつながっているものだと考えてみてください。

左腕でクラブを強く引っ張ろうとすると、体の回転が止まる。さらにクラブを引っ張ろうとするとヒジが引ける

チキンウイングを直すために、クラブをターンさせるという教え方もある。たしかにフェースをターンさせればヒジは引けなくなるが、この修正では打球が安定するとはかぎらない

用語25:バックスイングで右ヒジが引けるのはなぜチキンウイングとは逆に、バックスイングで右ヒジが引ける人もいます。なぜ?

なぜチキンウィングになるのか?その理由を解説
体幹の回転が浅いのに、手だけを高く上げようとすると、右ワキが空き、右ヒジが引けたトップになる

→ほとんどの原因は、右ヒジが体の外(右)を向いていて、ヒジで引っ張る形になるため、右ヒジが引けた形になります。右ヒジを下に向けて構えてください。

ダウンスイングからフォローでのチキンウイングとは逆側の現象ですが、バックスイングで右ヒジが引ける動きも多くの人に見られます。右ヒジを引くことで回転している感じを出しているタイプのゴルファーがこうなります。

腕と体をうまく同調させて動かせていない状態ともいえます。とくに、アドレスで右ヒジが体の外側を向いていると、ヒジが抜けて、ワキが開いた状態になってしまいます。

これを改善するとしたら、まずヒジが下を向くようにセットして構えること。スイング中もヒジを下に向けておく意識をもつと、ヒジは引けなくなります。

ヒジが下を向くように構える。写真では斜め後方を向いているが、構えたときの意識として「真下」となっていればいい

ヒジを下に向けて構えておくとスイング中も下に向いた状態を保ちやすい。ヒジで引っ張る動きにはならないため、ヒジが引けた形にはならない

いかがでしたか? 用語の意味を知って、練習へ活かしてみてください!

解説=奥嶋誠昭

●おくしま・ともあき/1980年生まれ。ツアーコーチ。アメリカの最先端スイング解析システム「GEARS」を日本で最初に導入。
ゴルフスイングを科学的かつ客観的に分析するノウハウを『ザ・リアル・スイング』(小社刊)に著して一躍注目された。
アマチュアからプロまで幅広く指導し、稲見萌寧、木下稜介らのコーチとしても活躍。
主宰する「ザ・リアル・スイング・ゴルフスタジオ」(横浜市)を拠点に活動する。

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写真=高橋淳司

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