1. トップ
  2. エピソード
  3. 「休日の公園に来ないなんて、付き合い悪いね」休日の誘いを断った僕。だが、秋のPTA作業で空気が変わったきっかけ

「休日の公園に来ないなんて、付き合い悪いね」休日の誘いを断った僕。だが、秋のPTA作業で空気が変わったきっかけ

  • 2026.9.25

休日の誘いを断った僕に届いた言葉

娘が年中に上がった春、クラスの保護者のメッセージグループに入った。

最初は行事の日程や持ち物の確認が流れてくる、ごく普通のグループだった。

夏が近づくころから、一人の母親が話をまとめることが増えた。僕は必要な連絡を確認し、短く返事をする程度だった。

ある金曜の夜、その母親から日曜日の公園への誘いが届いた。

「日曜、みんなで公園に集まりませんか」

その日は妻の実家へ行く約束があったため、僕は「家族の予定があるので今回は参加できません。また誘ってください」と返した。

すると数分後、その母親から返信が届いた。

「休日の公園に来ないなんて、付き合い悪いね」

冗談なのだろうと思っていると、ほかの人たちが集合時間の相談を始めたあと、もう一度まったく同じ言葉が書き込まれた。

画面を見た妻が、「これ、また書いてるね」と少し困ったように言った。

「うん……まあ、冗談だと思うよ」

ところが数日後、園の送りで一緒になった別の母親から、僕のいない別のグループでは「協調性がない」と言われているらしいと聞いた。

「気にしないでね。私はそう思ってないから」

娘はその母親の子と毎日のように遊んでいる。子ども同士の関係まで気まずくしたくなくて、僕はこの件には何も言わないことにした。

PTAの作業分担で送った一文

秋のPTA作業は、バザーの品物の仕分けだった。担当は春の保護者会で、全員がくじを引いて決めてあった。

ところが作業の前の週、その母親がグループに書き込んだ。

「平日は、時間のある人がまとめてやればいいよね」

作業日として挙がっていたのは、在宅勤務の多い僕や、パートを始めたばかりの母親たちの担当日だった。

このままでは、最初に決めた分担が曖昧になってしまう。誰かを責める言い方にはしたくなかったので、僕は少し考えてから返信した。

「担当は全員で決めたものなので、できない場合は先生に相談して、みんなで再調整しましょう」

しばらく返信はなかった。

やがて一つ通知が鳴ると、続けて短いメッセージが届いた。

「私もそれが公平だと思います」

「実は今まで、少し言いづらかったです」

「くじで決めた表、もう一度貼っておきますね」

最後に、その母親からも「そうですね。先生に聞いてみます」と返信があった。

翌週、担任の先生から全員に分担表が配られ、バザーの仕分けは当初の表どおりに進んだ。

それからグループでは、一人が決めるのではなく、誰かが案を出すと、ほかの人も意見を書くようになった。

冬の発表会の係を決めるとき、その母親が最初に書き込んだ。

「前みたいに、くじで決めましょうか」

その下に賛成のメッセージが次々と並ぶのを、僕は娘の寝顔の横で静かに眺めていた。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ