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毎朝こちらを見ていた男性を避けてバスを1本遅らせた私…細い道でかけられた思わぬ一言

  • 2026.9.25
毎朝こちらを見ていた男性を避けてバスを1本遅らせた私…細い道でかけられた思わぬ一言

毎朝、同じバス停にいた男性

会社勤めをしていたころ、私は毎朝バスで通勤していた。家から少し歩いたところにあるバス停で、いつも同じ時間のバスを待つのが日課だった。

その列には、よく見かける男性がいた。最初は、同じ時間に通勤している人なのだろうと思っていた。

けれど、しばらくすると男性の視線が気になるようになった。

私が列に加わると、なぜかこちらへ顔を向けることが何度もあった。

昼休み、私は隣の席の先輩に、それとなく相談してみた。

「毎朝同じ人がいるんですけど、なんだかずっと見られている気がして…」

「同じ時間のバスなら、顔を覚えてるだけかもしれないけどね」

「私もそう思おうとしたんです。でも、毎朝だとちょっと気になって」

すると先輩は少し考えてから言った。

「それなら、一度だけ時間をずらしてみたら?会わなくなれば少し安心できるでしょ」

何かをされたわけではない。考えすぎかもしれない。それでも気になっていた私は、翌週からいつもより1本遅いバスに乗ることにした。

時間を変えた朝、細い道にいた人

時間を変えた最初の朝、私はいつもより遅く家を出た。

バス停の手前には、家と家のあいだを抜ける細い道がある。その入り口まで来たとき、私は思わず足を止めそうになった。

あの男性が立っていたのだ。

男性はバス停ではなく、細い道に半分体を入れるようにして、通りのほうを向いていた。何をしていたのかは分からない。

私は目を合わせないようにして、そのままバス停へ向かった。

列に並んで間もなく、背後から足音が聞こえた。男性が細い道から出てきて、私の後ろに並んだ。

そして突然、声をかけてきた。

「1本遅いバスにしたんですね」

一瞬、何を返せばいいのか分からなかった。

私が黙ったままでいると、男性はもう一度だけ言った。

「今日は、いつもの時間じゃないんですね」

その言葉を聞いた瞬間、背中が冷たくなった。

毎朝同じバス停にいたのだから、私がいつもの時間に乗っていたことを知っていても不思議ではない。それでも、時間を変えた最初の朝に、細い道から現れた男性にそう言われたことが怖かった。

私は返事をせず、やってきたバスに乗り込んだ。男性もそれ以上は話しかけてこなかった。

先輩に話して変えた通勤経路

会社に着くと、私はすぐに先輩へ朝の出来事を話した。

「さっき、あの人に『1本遅いバスにしたんですね』って言われました」

「え……今日、初めて時間を変えたんだよね?」

「はい。しかも、バス停の手前の細い道にいたんです」

先輩の表情が変わった。

「それはちょっと気になるね。しばらく、ひとつ先のバス停から乗ったほうがいいかも」

次の朝から、私はいつものバス停ではなく、ひとつ先まで歩いてからバスに乗るようになった。

男性があの日、なぜ細い道にいたのかは分からない。偶然だった可能性もある。

それでも、あの朝にかけられた言葉だけは忘れられない。あの細い道の前を通るときは、今でも無意識に足が速くなる。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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