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退勤時間は毎日違うのに…3日続けて駐輪場にいた同僚の「帰り、一緒になりましたね」の言葉に感じた違和感

  • 2026.9.24

昼休みに隣へ来た同僚

三十代の僕の職場に、普段は挨拶だけを交わす男性の同僚がいる。部署が違うため、仕事で話すこともほとんどない。廊下ですれ違えば会釈をする、その程度の間柄だった。

ある日の昼休み、休憩室の隅で一人で弁当を食べていると、その同僚がトレーを持ってやってきて、僕の隣に座った。ほかにも空いている席はあった。

「休みの日って、何してるんですか?」

「特に何も。家でゆっくりしてます」

同僚は「そうなんですね」とうなずいた。ところが少し間を置くと、また聞いてきた。

「休みの日は、家にいることが多いんですか?」

「まあ、そうですね」

そのあと家族についても聞かれた。何人家族なのか、誰と暮らしているのか。僕が当たりさわりのない範囲で答えても、少しすると似た質問をもう一度される。

ただの世間話なのかもしれない。それでも、同じことを何度も聞かれるのが妙に気になり、僕は弁当を食べ終えると先に席を立った。

退勤するたび、駐輪場にいた

その週から、さらに気になることが起きた。

仕事を終えて駐輪場へ下りると、僕の自転車の近くにその同僚が立っていたのだ。自分の自転車を出す様子はなく、僕にはこちらを待っているように見えた。

「帰り、一緒になりましたね」

「あ、お疲れさまです」

その日は、それだけだった。

ところが翌日も、その次の日も、駐輪場へ行くと同僚が先に立っていた。そして僕を見ると、同じように声をかけてくる。

「帰り、一緒になりましたね」

これで3日続けてだった。

僕の退勤時間は日によって違う。それなのに毎回同じ場所で会うことが、だんだん偶然とは思えなくなってきた。

「一人で帰ります」と伝えた翌日

3日目、僕はできるだけ普段どおりの声で伝えた。

「すみません。僕、一人で帰りますね」

同僚は少し笑って、うなずいた。

「あ、そうですか。じゃあ、気をつけて」

引き止められることも、あとをついてこられることもなかった。

これで伝わったのだろう。そう思っていた。

ところが翌日、残業でいつもより遅くなった僕が駐輪場へ下りると、同僚はまた同じ場所に立っていた。僕を見ると片手を上げ、いつもと変わらない調子で言った。

「帰り、一緒になりましたね」

今のところ、それ以上に何かをされているわけではない。昼休みに隣へ座る日があっても、天気の話を少しして先に戻っていく。

それでも僕は、退勤前になると廊下の窓から駐輪場を一度見下ろしてから、エレベーターに乗るようになった。

今日も自転車が並ぶ列の端に、見慣れた背中が立っていた。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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