1. トップ
  2. マンガ
  3. 「洗濯物も食器も、そのままだよね」母に気遣いを褒められた夫、妻が明かした普段の姿に笑顔が消えた

「洗濯物も食器も、そのままだよね」母に気遣いを褒められた夫、妻が明かした普段の姿に笑顔が消えた

  • 2026.9.24
「洗濯物も食器も、そのままだよね」母に気遣いを褒められた夫、妻が明かした普段の姿に笑顔が消えた

母の前では、自分から動く夫

外では気遣い上手な夫も、家では片づけを私に任せます。

私の夫は、外では気遣いのできる人として知られています。人の話をよく聞き、困っている相手にはさっと手を貸すので、私の両親も会うたびに夫を褒めていました。

ところが、家では別人のようでした。脱いだ服は床に置き、食べ終えた食器はテーブルに残したままです。子どもの世話も家事も、私がやるのを当然のように待っていました。

母が訪ねてきた日、夫は自分からお茶を運びます。

ある休日、母が我が家に立ち寄りました。夫は母をリビングへ案内すると、座っていてください、と声をかけ、自分からお茶を用意し始めました。

母が手伝おうとしても、夫は笑顔で制し、三人分の湯飲みをテーブルへ運びます。私が普段、お茶をいれた後に片づけまで一人でしている同じテーブルでした。頼まなくても動ける姿を見て、私は複雑な気持ちになりました。

母に気遣いを褒められた夫は、うれしそうに笑います。

「気が利く旦那さんで、助かるわね」

母が私にそう言いました。夫は、そんなことないですよ、と言いながらも、まんざらでもなさそうに笑っています。

いつもなら私も曖昧に笑って、その場を終わらせていました。でも、その返事をするたびに、家でも夫が動いていることになってしまいます。私は、母の言葉にうなずく前に、夫の顔を見ました。

その気遣いを、家でも見せて

私は母の前で、夫が普段は片づけないことを伝えます。

「洗濯物も食器も、そのままだよね」

夫の笑顔が止まりました。私は、家では脱いだ服を拾うのも、食べ終えた食器を下げるのも私だと伝えました。今朝も、夫の食器を片づけてから母を迎えたばかりだったのです。

母は驚いたように夫を見ました。私は夫を責め立てず、今日みたいに自分で気づいて動いてもらえると助かる、と続けました。

朝の食器を誰が下げたか聞かれ、夫は黙り込みます。

「家でも、その気遣いをお願いね」

私がそう言うと、夫は、やっていないわけじゃない、と小さく返しました。そこで私は、では朝の食器は誰が片づけたかと聞きました。夫は口を閉じ、手元の湯飲みに視線を落とします。

母も、家の中でこそ優しくしてあげてね、と穏やかに言いました。夫は返す言葉が見つからない様子でした。私はお茶を飲み、夫が顔を上げるのを待ちました。

夫は飲み終えた湯飲みを運び、自分で洗い始めます。

しばらく話した後、三人ともお茶を飲み終えました。母が湯飲みに手を伸ばすと、私は、今日は夫が片づけてくれるから大丈夫、と声をかけました。

夫は今度こそ立ち上がり、空の湯飲みを台所へ運びました。そして、洗ってくる、と言って流しに向かいます。私は母との話を続けながら、水の音を聞いていました。

褒められるときだけの気遣いで終わらせるつもりはありません。家でもできるところを、まずは今日、見せてもらうことにしました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ