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言い訳を送った私に、言葉のない返信。写真の隅に写っていたのは、空いたままの私の席でした

  • 2026.9.24
ハウコレ

4人の笑顔を、責めるための1枚だと受け取りました。隅に写る1脚に気づくまでは。彼女が言葉を添えなかった理由とは。

送信ボタンを押したあとも、私は自分の書いた言い訳を読み返していました。

長くなっていく言い訳

学生時代からの5人組の食事会で、お店を決めて予約までしてくれるのは、いつも彼女です。その会を当日になって断るのは、3回目でした。「ごめん、今日行けなくなった」。そう送ったあとに続けた長文は、「急に外せない仕事が入って、どうしても抜けられなくて」で始まりますが、仕事というのは嘘です。前の欠席について聞かれることを、私は怖がっていました。前のことを聞かれるのが怖くて、当日になるたび行かない理由を探してしまう。文が長くなるのは、短く書くと嘘だと見抜かれる気がしたからでした。

言葉の代わりに届いた1枚

既読はすぐにつきました。けれど返事はなく、届いたのは1枚の画像だけでした。よく笑っている4人が写っています。今ごろあの店で、私の話をしているのだろうか。真っ先にそう考えて、これは責められているのだと受け取りました。あなたが振り回したのはこの人数だと、突きつけられているのだと。

写真の隅にあったもの

画面を広げて、私は写真の隅に気づきました。誰も座っていない椅子が、1脚だけそのまま残っています。来ないと分かっていたのに、下げてもらわなかったのだろうか。だとしたらこの写真は、責めるためだけの1枚ではないのかもしれません。あなたの席はあった。それを言葉にせずに知らせるための1枚だったのかもしれないと、そこではじめて思いました。

そして...

言い訳ではない文を書くのに、数日かかりました。「ほんとうはあの日、仕事じゃなかった。2回も断ったあとで、どんな顔をして行けばいいのか分からなくなってたの」。送ってから届いた返事は、メッセージでした。「今度のお店、当日に1人増えても大丈夫なところにしてあるよ」。手帳の次の日付の欄に丸を書き、あの写真を印刷して挟んであります。行けなくなる理由を探し始める前に、先に書いておいた丸です。

(20代女性・販売職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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