1. トップ
  2. エンタメ
  3. 柳沢慎吾、初の全国ツアー 東京公演はNHKホール!「とにかくお客さんが喜んでくれるライブに」

柳沢慎吾、初の全国ツアー 東京公演はNHKホール!「とにかくお客さんが喜んでくれるライブに」

  • 2026.9.23
柳沢慎吾 クランクイン! 写真:高野広美 width=
柳沢慎吾 クランクイン! 写真:高野広美

ドラマ、映画、バラエティとジャンルを問わず、持ち前のキャラクターで存在感を発揮する柳沢慎吾。芸歴48年を迎える彼が、この秋から全国8都市を巡る全国ツアー『日本列島大捜査網 THE柳沢慎吾劇場 ★ ROCK45TOUR』を開催する。これまで開催した2回のライブの大好評を受けての全国ツアー、開幕に向けて絶賛準備中の柳沢にインタビューすると、抱腹絶倒のノンストップトークが繰り広げられた。

【写真】イケオジカットからこれぞ慎吾ちゃん!な表情まで 柳沢慎吾、撮りおろしショット

◆全国8都市を巡る全国ツアー決定は「ありがたいけど、また大変だなぁ」

2025年9月に初単独ライブ『THE柳沢慎吾劇場』、2026年1月・2月に初の三大都市ツアー『THE柳沢慎吾劇場 東京・愛知・大阪 三大都市 大捜査網ツアー』を開催し、いずれもSOLD OUTの大盛況で観客を熱狂させた柳沢。1人高校野球、ひとり警視庁24時など十八番ネタをさらにスケールアップした今回のツアーでは、地元、神奈川県小田原市での凱旋公演や、65歳の誕生日を2日後に控える2027年3月4日に東京・NHKホールという大箱での公演も予定される。

――完売続出の人気ライブが全国ツアーにパワーアップします。お話を聞かれた時のお気持ちはいかがでしたか?

柳沢:またやるのか、と(笑)。おかげさまで前回のライブの評判がよかったんですよね。東京で外れちゃった方が名古屋で当たって来てくれたり。また開催できることはありがたいなと思いましたけど、何せ1人でやっているので、また大変だなぁっていうのはありましたね。

昨日も打ち合わせをしましたが、全部自分で考えてるんでやっぱり熱くなっちゃいます。でも、毎回本当にお客さんがあったかくて。失敗すると、拍手をしてくれなかったりとしっかり失敗を受けてくれるんです。それが助かりますね。

――もうチケットは完売してしまいましたが、ご当地・小田原での公演もあるんですよね。

柳沢:やっぱり地元で開催できるというのは違いますね。同級生も来てくれるって言ってるし、近所のお母さんたちも来るっていうし、どんな感じになるんですかね? 地元ならではのことは仕込みたいなと思っています。

――そもそも2025年9月に初の単独ライブを開催しようと思われたきっかけはどんなことだったのでしょうか。調べたところ、舞台への出演も40年近く前にミュージカルに一度ご出演されたくらいでした。

柳沢:その時のミュージカルがトラウマになっちゃって(笑)、舞台を避けてきました。でもそろそろファンの皆さんと触れ合った何かをやりたいなと思い、チラっとそんなことを言ったら、あれよあれよとどんどん決まってきて、「え!? やるの?!」と。

――初めてのライブの思い出はどんなことがありますか?

柳沢:最初は心配でね。お客さんの入りはどうだろう?と思って、始まる前にパッと客席を覗いたら、みんな静かなんですよ。スタッフの人に「みんなめっちゃくちゃ静か! スマホいじったりしてる!」って言って。開演前だから当たり前なんですけど、「うわぁ、これキツイな」「どうしようかな?」と思っていたら、勝手に客席に出ちゃった。

――え!? 開演前にですか?

柳沢:マイクも付けてないし、衣装も途中。スタッフは「あの人、行っちゃったよ!」ってびっくりしちゃって。そのまま2階席から1階席へ客席を練り歩いてステージまで行ったんです。その後そうした登場がライブの恒例になっちゃいました。守ってくれるスタッフさん達を跳ねのけ、もみくちゃにされながら、「キャー!」と黄色い歓声を浴びることなんてこの歳でないじゃないですか。泣いてくださっている方もいたり。あれはうれしかったですね。

◆高橋一生、岸本加世子らと共演の『リボーン』休憩中の中心に

――司会者もおらず、お一人でノンストップのパフォーマンスとなりますが、体力的には大丈夫でしたか?

柳沢:1日2回公演をやったこともあったし、その前にリハーサルも本気でやるんですよ。で、本番が2回終わって、「お疲れ様でしたー!」と打ち上げでまた盛り上がる。その後、観に来てくれた友達と集まって、またノリノリで歌う。帰ったのは、3時半から4時でしたね。年を考えた方がいいよって言われました。でもやっぱりお客様の前になっちゃうともうテンションが上がっちゃって、スイッチが入っちゃうんですよね。

何回も来てくれるお客さんもいるみたいで、本当にありがたいことですよ。毎回やってることは同じなんですけどね。そんな話を先日高橋一生くんにしたら、「いいんですよ、慎吾さん。みんな何度も観たいんですからそのままでいいんです」って言ってくれて。あの人、いい人だね!

――高橋さんや柳沢さんとドラマ『リボーン ~最後のヒーロー~』で共演された岸本加世子さんが、先日飯島直子さんの番組で“柳沢慎吾ロス”だとおっしゃっていました。

柳沢:言ってた、言ってた! 「40年前に共演した時のセリフを覚えてるのは特殊能力だ」とも言ってくれて(この後しばし岸本加世子と共演したCMの再現続く)。

ドラマ『リボーン』の現場は本当に楽しかったんだよね。8話は慎吾ちゃん回だ!ってみんなで焼肉屋に集まって放送を観たり。最終回前に8話の再放送があって、それは1人で観たんだけど、俺、やっぱり違うね、役者だね。一生くんにも褒められたんだけど…(この後しばし『リボーン』第8話の再現続く)。

――共演の皆さんや作品のSNSなどを通しても最高のチームワークだったことが伝わってきました。そして、その中心にはいつも柳沢さんがいて。

柳沢:そうなんですよ!(ドヤ) みんな休憩中も控室に戻らなかったからね。みんなで輪になっておせんべい食べながら、中村アンちゃんに「顔が近い!顔が近い!」なんて言われて。小日向(文世)さんには「なんであんなギリギリまで喋っていて、本番になったらすぐ涙が出てくるの? 慎吾ちゃん、女優だよ!」って言われたり。

クランクアップしてからみんなでもう3回も集まってるんです。「また集まろうよ!」って言うから、「ごめん。俺はもう違うステージに行ってる…」ってカッコつけて返すんだけど、また来週会うんだよね(笑)。

――今回のツアーには、これまでのファンの方はもちろん、『リボーン』や先日復活放送がありました『ウンナンの気分は上々。』きっかけで新しいファンの方も集まってくれそうですね。

柳沢:番組で一緒になった(京本)大我は昔から知ってるし、(高地)優吾とは『ヒルナンデス!』で一緒に温泉に行ったりしてるので、なんとかSixTONESのファンを取り込もうかなと(笑)。

◆ドラマ、バラエティ、ジャンルを問わない活躍の裏に松方弘樹さんの言葉

――柳沢さんは芸歴48年。個人的な話になるのですが、『翔んだカップル』や『翔んだライバル』を毎週楽しみに拝見してました。

柳沢:(立ち上がり握手を求め、この後しばし『翔んだカップル』『翔んだライバル』の再現続く)金曜19時の放送で高視聴率だったんですよね。ホンジャマカの石ちゃん(石塚英彦)は、あの番組で俺を観て、こういう番組に出たいと調べて、俺と同じ劇団に入ったって言ってました。

――NGシーンをオンエアした画期的な番組でしたよね。

柳沢:あれは時間が余っちゃったんですって。(タイムキーパー)「3分余っちゃいました。どうしましょう?」、(監督)「何? 3分って大きいじゃねえか」、(タイムキーパー)「計算ミスです」、(監督)「よし、役者の失敗したシーンを持って来て編集して使え!」ってなったらしいです。それが大人気になっちゃった。

――デビューしてそう経たない19歳で主演というのはすごいです。その後も『ふぞろいの林檎たち』のスタートが21歳で、『少女に何が起ったか』『はね駒』『味いちもんめ』と話題作への出演が途切れず、10人に聞いたら10の柳沢慎吾さんの好きな作品が挙がるのではないか?と思います。ご自身の中での代表作を挙げるとすると…。

柳沢:やっぱり『ふぞろいの林檎たち』ですかね。あのドラマをやったら、もうどんな他のドラマだろうが、他の映画だろうが、全然怖くなかったです。当時の演出家が厳しかったですからね。あの頃、金曜ドラマに出なかったら役者じゃないっていうくらいでした。朝ドラ、大河、そして金ドラと、ちょっと格が違ったんですよね。当時日曜劇場は単発ドラマ枠でしたし。

――そうした俳優業と同時に、あの名言「あばよ!」を生んだ、芸能人ねるとん「ねるとんね紅鮭団」や、『ウンナンの気分は上々。』などバラエティでも最前線で活躍を続けられています。

柳沢:ねるとんに出る前はあまりバラエティに出ることはなかったんです。あの番組で貴ちゃん(石橋貴明)から(声マネしながら)「慎吾ちゃん、あの女に何か言ってやれよ!」って言われて、出た言葉が「あばよ!」。今では街に出ると「あばよ!あばよ!」と言われるようになっちゃって。あれ以降、バラエティにもたくさん呼ばれるようになりました。

「かまいたち!お前たち!」も中居(正広)が、『味いちもんめ』の時に、「慎吾さん、大丈夫だから言っていいよ」って言ってくれてアドリブで入れたんですよね。

――ジャンルにとらわれず、いろんなことにチャレンジする姿勢は昔から変わらずですか?

柳沢:松方弘樹さんに言われた言葉が大きいと思います。「なんでもやっとけ」「引き出しいっぱい作っとけ」と。時代劇もやったことがなかったですし、京都の撮影所は怖いと聞いていたので尻込みする俺に「大丈夫だよ、俺がいるから」と言ってくれて『遠山の金さん』に出る機会をくださったり。

――そのおかげで、伝説の若山富三郎さんとの出会いがあり。

柳沢:タハハ…。出会っちゃった…(泣笑)(この後しばし太秦で目撃した若山富三郎&丹波哲郎の邂逅シーンを再現)。

――そういう先輩との思い出を本にまとめられたら大ヒットしそうな気がします。

柳沢:今の芸能界にああいう人はいないもんね。今はみんないい子なんですけど、あの時代の人には伝説があったよね。今やったらアウトなことも多いですけど。

――48年の芸能生活は振り返るといかがですか?

柳沢:楽しかったですね。気持ちは本当にデビューの頃から変わらないです。やっぱり人が好きなんでしょうね。

――これだけ長く芸能界におられて、上の世代からも下の世代からも愛されているのはすごいと思います。

柳沢:かわいがってくれた先輩たちはほとんど死んじゃいましたね…。山城新伍さんも、地井武男さんもみんないい人だったな。

――下の世代に慕われるのはいかがですか?

柳沢:でも俺、べったりはしないんですよ。つかず離れずいい距離感で。一匹狼ですから!

――改めて今回の全国ツアー。見どころを教えてください。

柳沢:前回のライブに来てくれた東MAXが「こんなサービス精神旺盛なライブは初めて。笑い⇒笑い⇒笑い⇒感動⇒涙、そして笑い」と言ってくれたんですけど、アップダウンが激しいライブになると思います。ただ笑いばっかりだと「あ~面白かった!」で終わってしまうけど、ちゃんと感動も用意しています。高校野球や警視庁はもちろん、新しいパフォーマンスもありますし、「高嶋ちさ子のザワつく!音楽会」にむけて練習したトランペットもレパートリーが増えたので披露します。矢沢の永ちゃんになりきっての熱唱もありますのでぜひお楽しみに。とにかくお客さんが喜んでくれるライブにしたいですね。でもこんなライブは若い時には無理だったと思うんですよ。今だからいいんだろうなって。同じ年代を生きてきた皆さんが子育ても手が離れて、何も考えずに思いっきり楽しんでもらえるライブにしたいです。

でも、東京はNHKホールですよ…。大丈夫かなぁ。歌手の人がコンサートでやるイメージだよね。トークメインでNHKホールなんて聞いたことないよね? 埋まるかなぁ…。誕生日の前祝でもありますので、みんなヨロピクね!

(取材・文:近藤ユウヒ 写真:高野広美)

『日本列島大捜査網 THE 柳沢慎吾劇場 ★ ROCK45TOUR』は、9月25日・26日福岡・キャナルシティ劇場、10月16日・17日大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、12月1日神奈川・小田原三の丸ホール 大ホール、2027年1月30日愛知・Niterra 日本特殊陶業市民会館ビレッジホール、2月14日広島・広島JMSアステールプラザ大ホール、3月4日東京・NHKホール、3月20日宮城・電力ホール、4月11日北海道・札幌市教育文化会館 大ホールにて開催。

2027年公演分のチケットは 9月25日から発売

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ