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「ママがいい」と言われるたび妻に任せていた俺→娘と2人きりの1日で気づいたこと

  • 2026.9.24
ハウコレ

娘が妻を求めるなら、妻に任せるほうが早い。俺はそれを娘の希望だと思っていました。自分が面倒な場面から抜けるための言葉になっているとは、考えていませんでした。

公園帰りの玄関で、娘はアイスの棒を握ったまま俺の足にしがみつきました。

娘が選んでいると思っていました

娘は俺によく懐いていました。

休日に公園へ連れて行き、欲しがるお菓子を買えば喜んでくれます。一方で、着替えを嫌がったり、眠くてぐずったりすると、娘はすぐ妻を求めました。

そんなとき俺は、

「ママがいいって言うから」

と妻に娘を渡していました。

娘自身が妻を選んでいるのだから、そのほうが早い。無理に俺が相手をして泣かせる必要もない。

そう思っていました。

結果として、俺が関わるのは娘が機嫌よく笑っている時間ばかりになっていました。

「好きって言われるところだけ」

その日の公園帰り、娘が俺の足にしがみついて言いました。

「パパだいすき」

俺は得意になって妻を見ました。

「ほら、やっぱりパパが好きなんだよ」

妻は娘の靴をそろえながら返しました。

「好きって言われるところだけ、やってるからね」

俺は笑って流しました。

数日後、妻が資格試験で終日家を空けると聞いても、特に不安はありませんでした。

娘と遊ぶことなら何度もしている。1日くらい、どうにかなると思っていました。

妻へ渡せない「ママがいい」

どうにもなりませんでした。

娘は用意された食事をなかなか食べず、着替えを嫌がり、遊びに飽きると「ママは?」と聞きました。

最初はなだめました。

それでも「ママがいい」と泣かれたとき、いつものように妻を呼びそうになりました。

でも、その日は妻がいません。

そこで初めて、今まで俺が「娘がママを選んでいる」と思っていた場面を、全部妻に頼っていたことに気づきました。

娘が俺では駄目だったのではなく、俺自身が途中で諦め続けていた部分もあったのだと思います。

娘がようやくソファで眠ったころには、部屋は散らかり、洗い物も残っていました。

帰ってきた妻に、俺は言いました。

「1日ずっと一緒って、こんなに大変だったんだな」

妻は何も責めず、うなずいただけでした。

そして...

それから、保育園の準備や娘の身支度もするようになりました。

ある夜、歯磨きを嫌がった娘に、

「ママがいい」

と泣かれました。

以前の俺なら、そのまま妻を呼んでいたと思います。

その日は妻を見ず、娘の前に座ったまま言いました。

「今日はパパとやろう」

しばらくして、「パパきらい」とも言われました。

前なら嫌だったはずの言葉です。でも、好かれる時間だけを選んでいたころより、今のほうが娘の毎日に関われていると思っています。

(30代男性・営業職)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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