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ダイアナ元妃の弟スペンサー伯爵「国王からガスライティングされた」 チャールズ国王の“冷酷発言”に反論

  • 2026.9.23
Max Mumby/Indigo / Getty Images

ダイアナ元妃の実弟であるスペンサー伯爵ことチャールズ・スペンサーが、自身の回顧録を巡るバッキンガム宮殿の声明に対し、米ABCニュースのインタビューで真っ向から反論した。宮殿側の対応を「国王によるガスライティング」と非難し、さらなる暴露を示唆して牽制している。

Peter Nicholls / Getty Images

現地時間9月22日に回顧録『Swan Song: Diana, My Sister』を発売したスペンサー伯爵。発売に先駆けて公開された抜粋の中で、1997年8月にダイアナ元妃が亡くなった直後の電話で、チャールズ国王(当時は皇太子)から「安心しろ。我々はすぐに彼女のことを忘れるさ」と言われたと告発し、大きな波紋を呼んでいた。

これに対し王室の報道官は先週、「兄弟姉妹の死が引き起こす悲しみは理性を曇らせ、判断力に影響を与え、他の人には理解できない形で記憶を歪める可能性がある。そのことを国王は深く認識している」と異例の声明を発表。伯爵の主張を“悲しみによる記憶違い”として事実上退ける姿勢を見せていた。

だが、スペンサー伯爵は沈黙を守る気はないよう。現地時間9月22日に放送された同局のインタビューに応じた伯爵は、宮殿の声明について「国王からガスライティング(心理的誘導で記憶や正気を疑わせること)されるなんて、滅多にあることではないね」と皮肉交じりに反発。「見下されているだけでなく、不誠実だと本当に腹が立った。私の言ったことは率直で真実なのに、彼らが返してきたのがあの声明だ」と不快感を露わにした。

Tim Graham / Getty Images

さらに伯爵は、国王から浴びせられた「我々はすぐに彼女のことを忘れるさ(We'll forget her soon enough)」という5つの言葉を忘れはしないと、自身の記憶の確かさを強調。当時の国王の様子について「彼はただ言ったのではない。低く吐き捨てるように言ったのだ(he hissed it)」と描写した。続けて「脅しではないが、本に書いた以上のことを踏み込んで書くことだってできた」と明かしつつも、「王室を傷つける意図はない」と説明した。

ピアーズ・モーガン。 Hoda Davaine / Getty Images

一方で、宮殿が指摘した“記憶の正確さ”を巡っては、発売当日に早くも別の火種が勃発している。同著の中で伯爵は、ダイアナ元妃のジムでのプライベート写真を掲載した元タブロイド紙編集長として有名司会者ピアーズ・モーガン氏を名指ししていたが、実際にはモーガン氏の就任前の出来事だったことが発覚。モーガン氏から提訴を警告された伯爵は「歴史家として、正確さは重要」と非を認め、発売当日に公式謝罪へ追い込まれる一幕もあった。

回顧録の発売を機に再び激化したスペンサー家と英王室の舌戦は、今後もしばらく波紋を広げそうだ。

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