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「木曜、休みに変えたんだね」仲の良かった同僚が、店長にしか伝えていないシフト変更を知っていた

  • 2026.9.23

駅まで一緒に帰っていた同僚

40代になって始めたパート先で、同じ時間帯に働くことが多い同僚がいた。

年齢も近く、仕事が終わると駅まで一緒に歩くのがいつもの流れになっていた。

「今日も一緒に帰る?」

「うん。荷物取ってくるから、ちょっと待ってて」

気さくで話しやすく、重い段ボールを持っていると「それ重いでしょ。半分持つよ」と手を貸してくれるような人だった。

だから最初は、私の予定をよく覚えていることも、気が利く人だからだと思っていた。

ある日も、作業をしながら声をかけられた。

「今週、水曜休みだよね。何か予定あるの?」

「ううん。ちょっと家のことがあるだけ」

少し気にはなったものの、勤務表を見たのだろうと思い、そのときは深く考えなかった。

木曜に変えたことを知っていた

その週、家の用事の日程が変わったため、私は店長に相談して休みを水曜日から木曜日へ変更してもらった。

「すみません。水曜の休み、木曜に変えてもらえますか?」

「大丈夫ですよ。変更しておきますね」

私はそのことをほかの人には話していなかった。変更後の勤務表も、まだ休憩室には貼られていなかった。

ところが翌日、品出しをしていると、隣で段ボールを畳んでいた同僚が何気ない調子で言った。

「そういえば、木曜休みに変えたんだね」

思わず手が止まった。

「…え?なんで知ってるの?」

同僚は私の顔を見て、少し困ったように笑った。

「あれ?どこかで見た気がしたんだけど……違った?」

「いや、木曜に変えたよ。でも、まだ誰にも話してなくて」

「そうなんだ。じゃあ私、何か勘違いしてたのかな」

それだけ言うと、同僚はまた作業に戻った。

聞き間違いではない。確かに「木曜休みに変えた」と言っていた。

聞いても理由は分からなかった

その日の夕方、どうしても気になって店長に確認した。

「私が木曜休みに変えたこと、誰かに話しました?」

店長は首を振った。

「いや、私は誰にも言ってないよ。勤務表もまだ貼ってないし。どうしたの?」

「同僚が知ってたんです。『木曜休みに変えたんだね』って」

店長も少し不思議そうな顔をした。

「そうなの?どこで知ったんだろうね」

結局、それ以上のことは分からなかった。

何か被害があったわけでもなく、同僚を問い詰めるようなことでもない。けれど私は、それから休憩時間を少しずらし、自分の予定もあまり話さないようになった。

帰り道まで急に避けるのも気まずく、しばらくは以前と同じように駅まで一緒に歩いていた。

ある日、同僚がいつもの調子で聞いてきた。

「来週のお休み、もう決まってる?」

以前なら、そのまま曜日を答えていたと思う。

けれど私は少しだけ間を置いた。

「うん。でも、まだ予定は決めてないんだ」

「そっか」

同僚はそれ以上聞いてこなかった。

あの日、どうしてシフト変更を知っていたのかは、今も分からない。ただそれ以来、予定を聞かれると、私は以前より少しだけ言葉を選ぶようになった。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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