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「前から知り合いなの?」同僚にも勘違いされた新しい派遣スタッフとの距離感→同僚が思わず勘違いした理由とは

  • 2026.9.23

自己紹介が終わった直後から

私は事務の仕事をしています。

ある朝、新しい派遣スタッフの女性が入ってきました。朝礼で簡単な自己紹介があり、その人の席は私の隣。

見たところ、年齢も私とそれほど離れていないようでした。

朝礼が終わって席に戻ると、その人がすぐに私のところへやってきました。

「ねえ、○○ちゃん。今日のお昼どこ行くの?」

いきなり下の名前に「ちゃん」付けで呼ばれ、私は一瞬、自分のことだと分かりませんでした。

「あ……私ですか?今日はたぶん、席で食べます」

すると彼女は少し残念そうな顔をしました。

「えー、そうなの?ねえ、今日のお昼どこ行くの?この辺、おいしいところない?」

「ごめんなさい。私、あまり外に食べに行かなくて…」

まだ仕事の話もほとんどしていない初日の朝です。友人のような距離感で話しかけられ、私はどう返せばいいのか分からず戸惑いました。

翌日には、呼び方が下の名前を縮めたものに変わりました。

「○○、これってどこに置けばいい?」

「あ、これはこっちです」

仕事の質問には普通に答えながらも、やはり呼び方だけが引っかかります。

そして3日目には、今度は聞いたこともないあだ名で呼ばれるようになりました。

周りの社員は基本的に名字に「さん」付けです。その人だけが、私に対して親しい友人のような呼び方を続けていました。

その日の昼、給湯室にいると、別の課の人から小声で聞かれました。

「あの人と、前から知り合いだったんですか?」

「いえ。会ったの、今週が初めてです」

「あ、そうなんだ。ずいぶん仲がいいのかと思ってた」

その言葉を聞いて、周りから見てもそう見えるほど距離が近かったのだと気づきました。

二人になったとき、思い切って伝えた

ただ、その人は仕事そのものには真面目でした。

分からないことはきちんと確認していましたし、ほかの人にも明るく話しかけています。私には、わざと困らせようとしているようには見えませんでした。

だからこそ、こんなことで注意するのも大げさかなと思い、最初はなかなか言い出せませんでした。

けれど3日目の夕方、書類棚の前で二人になったとき、私は思い切って声をかけました。

「あの、ひとつお願いしてもいいですか?」

「ん?なに?」

「呼び方なんですけど……私もみなさんと同じように、名字にさん付けで呼んでもらえると助かります」

彼女は一瞬きょとんとして、それから「あっ」という顔をしました。

「ごめんなさい。もしかして、嫌だった?」

「嫌というより、ちょっとびっくりしてしまって。ここではみんな名字で呼んでいるので、そのほうが私も話しやすいかなって」

「あー…そっか。ごめん、距離近すぎたね」

思っていたより素直な返事に、私も少し肩の力が抜けました。

せっかくなので、昼休みのことも伝えることにしました。

「あと、お昼なんですけど、私ひとりで食べる日も結構あるんです」

「あ、そうなんだ。みんなで食べる感じなのかと思ってた」

「全然。ひとりでゆっくりしたい日もあるので」

すると彼女は少し照れくさそうに笑いました。

「分かった。じゃあ、毎日は誘わないようにするね」

「ありがとうございます」

翌朝、彼女はいつも通り明るい声で私に話しかけてきました。

「○○さん、昨日教えてもらった書類なんですけど、ここだけもう一回確認してもいいですか?」

「もちろんです」

話し方そのものは変わっていません。それでも、名字に「さん」が付いただけで、私はずいぶん話しやすく感じました。

昼休みになると、彼女は「じゃあ、お昼行ってきます」と声をかけ、休憩室のほうへ歩いていきました。

数日後、先輩と話していたとき、ふと初日のことを言われました。

「最初、前から知り合いなのかと思ってたよ」

「やっぱり、そう見えてました?」

「うん。あの距離感だったからね」

私は思わず苦笑しました。

「私も最初、どう返したらいいのか分からなくて」

言いにくいことでも、相手に悪気がなさそうなら、我慢して気づいてもらうのを待つより、自分がどうしてほしいのかを伝えたほうが分かりやすいこともあります。

あのとき思い切って話してよかったと、今でも思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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