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「今月ちょっと厳しくて」彼のひと言に何度も財布を出した私。少額の支払いが重なり、考えを改めた瞬間

  • 2026.9.22

小さな負担が、少しずつ増えていった

4年ほど前、彼と暮らしはじめたころの話です。

家賃と光熱費はきっちり半分ずつ。食費は、そのとき買い物をしたほうが払う。二人で決めたその形は、はじめのうちは問題なく回っていました。

流れが変わったのは、彼が「今月ちょっと厳しくて」と口にするようになってからです。

ある日、夕飯の買い物をして帰ると、彼が少し言いにくそうに声をかけてきました。

「ごめん、今月ちょっと厳しくてさ。今日の買い物、お願いしてもいい?」

「うん。これくらいなら大丈夫だよ」

その日の材料代は1000円ほどでした。

次の週には洗剤とごみ袋を買い、800円ほどを私が支払いました。そして同じ月のうちに、彼からもう一度言われたのです。

「悪い、今日もお願いしていい?」

「…うん、わかった」

金額自体は大きくありません。それでも二度目になると、少しだけ引っかかりました。

別の月には「今日の材料代、お願い」と3度頼まれたこともあります。

いつの間にか、買い物に行けば私が払うことが増え、生活費全体でも私の負担が半分を超える月が続くようになっていました。

家計簿を見せて、二人で決め直した

私はもともと家計簿をつける習慣があり、何にいくら使ったのかを簡単に残していました。

ある夜、レシートを整理しながらページを見返していると、彼に「今月ちょっと厳しくて」と言われた日が、同じ月に2度あったことに気づきました。

食費や日用品を確認してみると、その月は私が普段よりおよそ2万円多く負担していました。

一回一回は気にならなくても、数字にすると無視できません。

私は家計簿を持って、テレビを見ていた彼の隣に座りました。

「ちょっといい?これ、一回見てほしいんだけど」

「どうしたの?」

私はその月のページを開きました。

「最近、私が払うこと増えてるでしょう。計算してみたら、今月だけでもこれくらいになってた」

彼は家計簿を見ながら、しばらく黙っていました。

「……ごめん。こんなに任せてたんだ」

「私も、その都度は大した金額じゃないと思ってたんだけどね。でも、このままだとどっちがどれだけ払ってるのか分からなくなりそうで」

責め合いたいわけではありません。そこで、私は考えていた方法を話しました。

「来月から、最初に同じ額ずつ出さない? 食費と日用品は、そこから払うようにしようよ」

彼は少し考えてから、うなずきました。

「うん。それが一番分かりやすいね。そうしよう」

翌月のはじめ、彼は台所の引き出しから茶封筒を出し、表に「食費・日用品」と書きました。

二人で同じ額を入れ、買い物をした人がそこから支払い、レシートも一緒に残す。それだけで、どちらか一方ばかりが払うことはなくなりました。

ひと月後、封筒の中を確認していた彼が、少しうれしそうに言いました。

「あ、今月まだ残ってる」

「ほんとだ。これなら分かりやすいね」

お金のことは、小さな額ほど曖昧にしがちです。でも一度数字にして二人で確認したことで、私たちはようやく無理のない形を作ることができました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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