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エド・シーラン、ステージで泣く パレスチナ支持のラッパー解雇で大炎上、前座が見つからず1人でツアー

  • 2026.9.21
エド・シーラン(Ed Sheeran) Kevin Mazur / Getty Images

ツアーのオープニングアクトを務めていたラッパーのマッケルモアを解雇、批判を浴びているエド・シーラン。クビの理由は、マッケルモアがステージでパレスチナを支持する発言をしたこと。そのためオープニングアクトとして参加していた他のアーティストたちは大反発。全員がシーランのツアーを離脱することを発表した。

その後シーランのオープニングアクトを引き受ける人は見つからなかったもよう。現地時間9月19日(土)、シーランはフィラデルフィアで公演を行ったが、開演時間は午後8時。通常の午後5時30分から大幅に後ろ倒しにされ、オープニングアクトはなかった。会場の近くにはマッケルモアの解雇を批判するグループ、パレスチナの支持を訴える人たちが集まり、抗議の声を上げていた。

Joe Lamberti / Getty Images

今回の騒動後、初めてステージに立ったシーラン。「普段はこういう風にショーを始めることはないが、今日は演奏前に今週のことについて少し話してもいいだろうか」と語り始めた。「僕の音楽が批判されるのは慣れているし、いつも喜んで受け止めている。幸運なことに僕の曲を気に入ってくれる人もたくさんいる。そうでない人もいるのは正直言って当然のことだ。でも今回の批判はもっと重要なことだった」とシーラン。「僕は間違いを犯した。本当に本当に申し訳なく思っている」と涙と共に謝罪した。

シーランは「私のコンサートは常に、誰にとっても安心できる場所であり続けてきた。それは私にとって非常に重要なことだ。そしてファンとの約束を守ることも私という存在にとって欠かせない要素だ。だからこそ私は1人でここに立ち、ツアーを続けている」。

マッケルモアの解雇の背景には、スタジアムなど会場側の関係者の圧力があったことがわかっている。シーランは、会場側や運営者がアーティストのパフォーマンスに干渉できると考えていることを「深く憂慮している」とコメント。「世界中の多くの場所でこうしたことが起きているが、自由な世界では決してあってはいけないことだ」と話した。

シーランはこれまで政治的な発言や表現を避けてきたことで知られる。今回のステージでは、そのことについても言及。「自分の音楽は分断ではなく団結、政治ではなく人間性」をテーマにしたものでありたかったと説明。だから「いかなる種類の政治評論家にもならないように」努力してきたと話した。

以前から仲が良かった2人。エド・シーラン(Ed Sheeran)、マッケルモア(Macklemore) Ethan Miller / Getty Images

とはいえ、今回は政治的な問題ではなかったと話す。「これは人道問題であり、これ以上自分の気持ちを隠すことはできない」と続けた。現在ガザで起きていることは「壊滅的で、正当化できない不均衡なもの」で「見て見ぬふりをすることはできない」と表明した。またパレスチナの状況について「まだ十分な知識がないから、耳を傾け、学び続けている」とも。

シーランは最後に「今夜みんながここにいてくれることに、心から感謝している。このコンサートは誰もが歓迎される場所だ。ここにいる誰もが、反対意見を持つ人や意見が完全に一致しない人とも寄り添い合える場所だ」と述べていた。感極まった様子で、時折明らかに涙していたことも報じられている。オープニングアクトのメンバーが揃うのかも含め、今後のステージに注目が集まっている。

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