1. トップ
  2. スポーツ
  3. 山下美夢有のスイングを大解剖!ズバ抜けた方向性を生み出せる理由とは?

山下美夢有のスイングを大解剖!ズバ抜けた方向性を生み出せる理由とは?

  • 2026.9.21

メジャーの大舞台で存在感を放つ選手たちには、共通して「勝てる理由」がある。

飛距離もスイングプレーンもクラブの使い方も異なる3 人の連続写真から、

世界基準のスイングに秘められた強さを読み解いていく。

3選手に共通するのはうまくて強い! でも、特徴は異なります!

ズバ抜けた方向性を生み出す 究極のオンプレーンスイング

山下選手の神ワザPointは、微動だにしない前傾姿勢です。左股関節に詰まりがあると、右サイドがボール方向へ近づき、上半身が起き上がるエラーにつながります。しかし山下選手は、インパクトで骨盤が前方へ出ることなく、きれいに目標方向へ回転できている。これが美しいスイング軌道の源になっています。

アドレス~バックスイング

山下美夢有のスイングを大解剖!ズバ抜けた方向性を生み出せる理由とは?
Point シャフトが背骨に対して直角

しっかりと股関節に重心が乗ったアドレスです。

シャフトと背骨の角度がほぼ直角の関係にあり、遠心力をかけやすいポジション。ハーフウェイバックではヘッドが手元に重なるように上がり、完全にオンプレーンで振り上げています。また、フェース面も背骨と同じ角度で、スクエアに保てている。ドライバーの方向性を改善したい人は、このバックスイングをマネするだけでも効果的です。

バックスイング~トップ

山下美夢有のスイングを大解剖!ズバ抜けた方向性を生み出せる理由とは?
Point 右前腕の回旋にシャフトが同調している

左腕が地面と平行になったタイミングをよく見ると、右手の親指がグリップから離れています。こうすることで右手の力が抜けて、切り返しやダウンスイングで自然な「タメ」と「リリース」ができる。トップでは胸が90度以上回っているためシャフトクロスのポジションに見えますが、両腕は体の正面にあります。腕で振り上げてワキがあいているわけではありません。

ダウンスイング~インパクト

ハーフウェイダウンではシャフトが右前腕に重なっているので、バックスイング時よりも少しシャローなプレーンから下りてきています。このタイミングでヘッドが背中側に見えているため、かなりタメが強い。インパクトではおヘソと胸がターゲット方向を向いています。これだけ体が先行しているからこそ、タメが強くクラブがインサイドから下りてきてもストレートボールが打てるのです。

フォロースルー

山下美夢有のスイングを大解剖!ズバ抜けた方向性を生み出せる理由とは?
Point フォローでもシャフトが背骨に対して直角

フォローではフェースが斜め下を向いているので、腕のローテーションがしっかり入っていることがわかります。そして注目すべきは、やはりシャフトの角度。ここでも背骨とシャフトが直角の関係になっている。自分の回転軸に対してつねにクラブが直角の位置にあるため、効率よくスピードを上げることも、バランスよく振り切って方向性を出すことも容易になります。

いかがでしたか? 山下選手のスイングをぜひ参考にしてみてくださいね。

解説=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/
1987年生まれ、神奈川県出身。理論
的なレッスンで支持を集め、千葉県を
拠点にジュニア育成や競技者指導を
行なう。日本体育大学女子ゴルフ部
では、テクニカルコーチとして選手強
化に携わる。Canvath Golf代表。


山下 美夢有
●やました・みゆう
2001年生まれ、大阪府出身。150cm。2022年から2年連続でJLPGA年間女王に輝き、2025年の「AIG全英女子オープン」でメジャー初制覇。小柄な体格ながら、ツアー屈指のショット精度と安定感で実績を積み重ねる。花王所属。

写真=田辺JJ安啓
※選手の成績やデータは8月15日現在

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ