1. トップ
  2. エピソード
  3. 「急いで!ここ、一度閉めるね」10分並んでようやく自分の番…突然「レジ休止」で最後尾へ。だが、事情を聞いた店長が返した言葉

「急いで!ここ、一度閉めるね」10分並んでようやく自分の番…突然「レジ休止」で最後尾へ。だが、事情を聞いた店長が返した言葉

  • 2026.9.21

台にカゴを置いた、その瞬間

仕事帰りに、家の近くのドラッグストアへ寄った夕方のことです。洗剤と目薬、子どものおやつをカゴに入れ、混んでいるレジの列に並びました。

10分ほど待ち、ようやく私の番になりました。カゴを会計台に置いた、そのときです。

横から別の店員さんが来て、レジ担当の店員さんに声をかけました。

「ごめん、ちょっと奥の品出し手伝ってもらえる?」

担当の店員さんは私のカゴを見て、一瞬戸惑った顔をしました。

「今、このお客様が…」

「急いで!ここ、一度閉めるね」

そう言うと、その店員さんは台の端に「レジ休止」の札を置き、私に向き直りました。

「すみません。あちらのレジをお使いいただけますか」

思わず隣を見ると、すでに何人もの人が並んでいます。

「えっ、今からまた最後に並ぶんですか?」

「申し訳ありません。ちょっと人手が必要で…」

担当の店員さんは困ったような顔で、「すみません」と私に頭を下げ、そのまま奥へ向かいました。

納得はできませんでしたが、その場で言い続けるのもためらわれ、私はカゴを持ち上げて隣のレジの最後尾へ移りました。

「そのお客様まで先にお願いします」

少しすると、近くを店長らしき人が通りました。

休止札を置いた店員さんがまだレジの近くにいたため、店長が声をかけます。

「ここ、どうしたの?」

「品出しが間に合ってなくて、手伝ってもらおうと思って閉めました」

店長は休止中のレジを見てから尋ねました。

「お客様はもう並んでなかった?」

店員さんは少し間を置いて、私がいる隣の列を見ました。

「…あちらのお客様が、ちょうどカゴを置いたところでした」

それを聞いた店長は、少し驚いたような表情をしました。

「それなら、そのお客様まで先にお会計しよう。もう順番が来てたんだから」

責めるような口調ではありませんでしたが、店員さんは「はい、すみません」と小さく答えました。

店長はそのまま私のところまで来ると、頭を下げました。

「申し訳ありません。先ほどのレジで、このままお会計させてください」

私はほっとして、「よかったです。また並び直すのかと思いました」と答えました。

元のレジへ戻ると、店長が自分でスキャナーを取り、商品の会計を始めました。

ほどなくして、奥へ行っていた担当の店員さんも戻ってきました。

「お待たせしてしまって、すみませんでした」

そう言いながら、店長の横で袋詰めを手伝ってくれました。

札を置いた店員さんも、少し離れたところからこちらへ頭を下げました。

レジを閉めて別の作業を優先したい事情はあったのだと思います。それでも、10分ほど待ってようやく順番が来たところで、もう一度最後尾へと言われたときは正直戸惑いました。

誰かを強く叱るのではなく、「このお客様まで」とその場で順番を戻してくれた店長の対応に、ほっとした出来事です。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ