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「誕生日とクリスマスに3万円ずつもありがとうね」返ってこない5万円をプレゼントと思っていた叔母に、私が見せた振込記録

  • 2026.9.21

断りきれず、2度目の3万円

20代半ば、ひとり暮らしを始めて2年ほどたったころの話です。年の近いいとこから久しぶりに連絡があり、「3万円だけ貸してほしい」と頼まれました。

子どものころから一緒に遊んできた相手です。少し迷いましたが、困っているならと思い、その日のうちに振り込みました。

3か月後、いとこから1万円だけ返ってきました。

残りもそのうち返してくれるだろうと思っていた数日後、またメッセージが届きました。

「ごめん。また3万円だけ貸してもらえない?」

さすがに、すぐには返事ができませんでした。

「前に貸した分、まだ残ってるよね。先にそっちを返してほしいんだけど…」

「それは本当にごめん。今月の支払いがどうしても足りなくて。前の分も合わせて、ちゃんと返すから」

そこまで言われると断りきれず、私はもう一度3万円を振り込みました。

「分かった。でも、これで最後ね。すぐ返せなくても、連絡だけはして」

「うん。本当にありがとう」

ところが、それを最後にいとこからの連絡はぱったり途絶えました。

それから1年。何度か「返すのが難しいなら、いつなら返せそうかだけ教えて」と送りましたが、既読がつくだけでした。

親戚同士ということもあり、私もそれ以上強く言えずにいました。

叔母が口にした「プレゼント」

そんなある日、祖母の家に親戚が集まりました。台所で洗い物をしていると、いとこの母親である叔母が笑顔で近づいてきました。

「そういえば、誕生日とクリスマスに3万円ずつもありがとうね」

思わず手が止まりました。

「…え?何のことですか?」

「あの子が言ってたのよ。あなたからプレゼントでもらったって。私も、そんなにもらっていいのかなって思ってたの」

一瞬、言葉が出ませんでした。

「待ってください。それ、本人がプレゼントだって言ってたんですか?」

「ええ。…違うの?」

叔母の表情が変わりました。

「違います。叔母さん、ちょっとこれを見てもらってもいいですか」

私は手を拭き、携帯電話で銀行の振込記録を開きました。いとこへ3万円を振り込んだ記録が2回。その間には、いとこから1万円が返ってきた記録も残っています。

「これ、プレゼントじゃないんです。頼まれて貸したお金です。最初の3万円のうち、1万円だけは返してもらいました」

叔母は画面を見たまま、しばらく黙っていました。

「じゃあ…まだ5万円返してないの?」

「はい。何度か連絡したんですけど、返事がなくて」

「そうだったの…。私、全然知らなかった」

叔母は困ったように眉を寄せると、携帯電話を手にしました。

「ちょっと本人に聞いてみるね」

周りに聞こえないように廊下へ出て、その場でいとこに電話をかけました。何を話しているのかまでは分かりませんでしたが、叔母の低い声が途切れ途切れに聞こえてきました。

翌週の夕方、私の口座に叔母の名前で5万円が振り込まれました。その直後、メッセージが届きました。

「残っていた5万円、私から先に返しました。この分は本人から私に少しずつ返してもらうことにしたから。こんなことになってるって知らなくて、ごめんね」

私はしばらく画面を見てから返信しました。

「ありがとうございます。私もどうしたらいいか分からなくなっていたので、ちゃんと話せてよかったです」

送信したあと、振込記録に増えた5万円の入金を見て、ようやく肩の力が抜けました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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