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ボスママ「容姿はともかく(笑)」「若い先生はアレで♪」→誰も言い返さないまま、気づいたら彼女だけポツンになっていた理由

  • 2026.9.18
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幼稚園の送り迎えで顔を合わせるだけのはずだったのに、いつの間にかグループLINEに引き込まれ、週に何度かお茶をする間柄になっていた。そのグループの中心にいたのが、自他ともに認める「本音トーク担当」の遠藤さんだった。

「本音で言ってあげてる」という免罪符

遠藤さんの口癖は決まっていた。

「私、思ったことをそのまま言うタイプだから。建前とか苦手で」

言葉だけ聞けば爽やかに聞こえる。でも実際に飛んでくるのは、こういう発言だ。

「○○ちゃんのお家、旦那さん中小企業だっけ(笑)。それでよくここの幼稚園に入れたね、すごいね」

「△△さんって、もう少しお化粧頑張ったほうがいいよね。△△さんを思うと、本音を言うべきかなと思って」

その場にいる誰かが、毎回ターゲットになる。今日は別の誰か、次は私——。笑いでごまかしながら聞いていたけれど、内心はひやっとしていた。

ついに私の番がきた日

ある秋のお茶会で、矛先がこちらへ向いた。

「ねえ、旦那さんの会社って確か中小企業だよね。この辺の幼稚園、費用もそこそこするじゃない。大変じゃない?(笑)」

周りのママたちがさっと視線をそらした。誰も助け舟を出さない。

——怒りはあった。でも私は笑顔を保ったまま、「そうですね〜」とだけ返した。

言い返しても、きっと「冗談なのに〜」で終わる。それより、この人が「本音」を振りかざし続けたら、いつか自分で痛い目を見るだろうという気がしていた。

「先生にも同じ口を利いた♪」——その瞬間、空気が変わった

年が明けて少したった頃、幼稚園に新任の先生が来た。穏やかで丁寧に対応する先生で、子どもたちからもすぐ人気が出た。

お迎えの時間、遠藤さんがその先生に話しかけるのを、私は少し離れた場所で聞いていた。

「先生って、新卒ですよね。若いね〜。でもこの幼稚園って、先生の質がここ数年ちょっとアレで。本音で言っていいですか? 去年の先生、ほんとに頼りなかったんですよね(笑)」

先生は笑顔を崩さなかった。でも、隣にいたベテランの先生の表情がすっと変わった。

そのやり取りを、ちょうど近くにいた何人かのママも見ていた。

——誰も何も言わなかった。でも、これが決定打になった。

誰も指摘しないまま、グループが静かに消えていった

その日を境に、グループのLINEが静かになった。

「今週どうですか?」と遠藤さんが送っても、既読がつくだけで返信がこない。お茶の日程が合わなくなり、送り迎えで顔を合わせても「忙しくて〜」と短く切り上げるママが増えた。

誰も、面と向かって何かを言ったわけじゃない。

ただ、先生へのあの発言で「この人の言う"本音"って、ただの無神経だよね」という共通認識がひっそりと生まれた気がした。

遠藤さんからは「最近みんな冷たくない?なんか変わった?」とメッセージが届いたこともある。

でも誰もはっきり答えなかった。私は「忙しい時期ですよね〜」とだけ返した。

彼女の「本音」が、彼女の居場所を削り取った

春の進級を前に、グループLINEはいつの間にかほとんど機能しなくなり、そのまま自然消滅した。

遠藤さんが「本音」と呼んでいたものは、結局は人を傷つける言葉だった。そして彼女自身の言葉が、彼女の居場所を静かに削り取っていった。誰かが突き落としたわけでも、誰かが告発したわけでもなく。

今は少人数でたまにランチをする、気の合うママ友ができた。「本音」なんて看板を掲げなくても、普通に気遣い合えるだけで十分だと知った。

さいごに

「本音で言ってあげてる」が、実は相手のためではなかった——そう周りが気づいたとき、場の空気はすでに変わっていたのかもしれません。言いたいことを飲み込んだ日の、あのモヤッとした気持ち。同じ経験をしたことのある方も、きっと多いのではないでしょうか。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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