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義兄「男が食べ終わるまで座るな」「うちの決まりだ」立ち尽くす嫁 →「じゃあ」義母の返しにシビレた

  • 2026.9.14

今回は、知人の美紀さん(仮名)に聞いた、義実家での出来事をご紹介します。年末年始になると夫と一緒に義実家へ帰省していた美紀さん。義母とは良好な関係でしたが、義兄からは毎年のように料理や片づけを押しつけられていました。ある年の正月、その義兄が「昔からの決まり」を持ち出したことで、思わぬ展開になったそうです。

義実家へ行くたびに指図してくる義兄

結婚してから、年末年始は夫と一緒に義実家へ帰省していました。義母は穏やかな人なのですが、義兄は私のことを「弟の嫁」と呼び、料理や片づけをするのは当然という態度でした。

自分は手土産ひとつ持たずに来るのに、「刺し身はこれだけ?」「酒がなくなったぞ」と座ったまま注文してきます。夫が手伝おうとすると、「男を台所に立たせるなんて、嫁として失格だろ」と私を責める始末。毎年のこととはいえ、正直うんざりしていました。

「嫁は座るな」と言い出した義兄

その年の正月も、私は朝から義母と一緒に料理を用意していました。義兄は昼前にやって来ると、すぐにこたつへ。料理が並んでも、私が座る場所を空けようともしません。

ようやく準備が落ち着き、私がひと息つこうとしたときです。義兄が「まだ男が食べているだろ。うちの家では、嫁は男が食べ終わるまで座らないのが昔からの決まりだ」と言い放ちました。

そんな話、私は一度も聞いたことがありません。それでも正月早々もめたくなくて、何も言い返せずに立っていました。

黙っていた義母が放った一言

すると、それまで黙っていた義母が「そんな決まり、うちには一度もないけど」ときっぱり。義父も「お前は子どもの頃から食事を運んでもらっていただけだろ。それを家の伝統にするな」と続けました。

さらに義母はエプロンを義兄の前に置き、「そこまでうちのやり方に詳しいなら、残りの料理と洗い物はあなたに任せるわ」と一言。義兄は「俺は客だぞ!」と怒りましたが、義母は動じません。「手土産も持たず、毎年世話になるだけの人を客とは呼ばない」と冷静に返したのです。

私は思わず義母の顔を見てしまいました。

私も初めて自分の気持ちを伝えた

夫も「兄さんが美紀に命令するのを、もう黙って見ていられない。次に同じことを言ったら、俺たちは帰る」と言ってくれました。味方になってくれる人がいると分かり、私もようやく「私も家族として来ています。お手伝いをする人として呼ばれるなら、来年からは遠慮します」と伝えることができました。

義兄は不満そうにエプロンを手に取り、慣れない皿洗いに悪戦苦闘。それでも最後まで誰も代わりませんでした。翌年から義兄は以前のように偉そうに指図しなくなり、少なくとも自分が使った食器は片づけるようになりました。

「昔からの風習」と言えば何でも許されるわけではありません。あの日の義母の一言が、ずっと我慢していた私の背中を押してくれました。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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