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家では「俺に逆らうな」外で上司に会うと「荷物持つよ」愛妻家をアピールするも、上司の説教に赤面

  • 2026.9.9

今回は、友人の茜さん(仮名)に聞いた夫婦の話をご紹介します。茜さんの夫は、家では何かと偉そうな態度を取る一方、外では周囲の目を気にするタイプだったそうです。そんな夫の態度が、ある休日、偶然出会った上司夫婦を前に一変しました。

家では何かと偉そうな夫

私の夫は、家の中では何かと偉そうに振る舞う人でした。食事の準備が少し遅れるだけで「俺が帰る時間くらい分かるだろ」と文句を言い、休日も家事を手伝おうとはしません。私が意見を言えば、「誰のおかげで生活できていると思っているんだ」と返されることもありました。

ある休日、夫と近所のショッピングモールへ出かけたときも同じです。夫は自分の荷物まで私に持たせ、「早く歩けよ。待つのは嫌いなんだ」と不機嫌そうに言っていました。

上司夫婦を見た瞬間、まるで別人に

買い物を終えて歩いていると、夫の表情が急にこわばりました。前から夫の上司夫婦が歩いてきたのです。すると夫は、私が抱えていた買い物袋を慌てて取り上げ、「重かっただろ? 全部俺が持つよ」と言いました。ついさっきまでとは別人のようです。

さらに上司夫婦の前では、「妻にはいつも支えてもらっているので、休日くらいは私が荷物を持たないと」と笑顔まで見せました。あまりの変わりように、私は何も言えませんでした。

上司夫婦は見ていた

そのとき、上司の奥さんが「先ほど、奥様に『早く歩け』とおっしゃっていませんでした?」と夫に尋ねました。どうやら少し離れた場所から、私たちのやり取りを見ていたようです。夫は慌てて「いや、あれは冗談で……」と言い訳。

すると上司が、「家族への態度は、誰も見ていないときに出るものだよ」と静かに一言。さらに「奥さんを大切にしているふりを、私たちの前だけでしなくていい。まずは本当に大切にしなさい」と諭されました。夫は顔を真っ赤にしたまま、黙り込んでしまいました。

私も初めてはっきり伝えた

帰宅すると、夫は何事もなかったように振る舞おうとしました。けれど、私も今回は黙っていませんでした。「今日みたいに人前で優しい夫を演じられるなら、家でもできるよね」と伝えたのです。

そして「これからも私を見下すような言い方を続けるなら、今後の生活を考え直す」と、初めてはっきり意思を示しました。上司からの言葉がよほどこたえたのか、夫は小さな声で謝りました。

その後、すぐに別人になったわけではありません。それでも食後の片づけをするようになり、横柄な言葉を口にしたときには、自分で言い直すようになりました。

相手によって態度を変えられるのなら、家族への横柄な振る舞いを「性格だから」で済ませることはできないと思います。あの日の偶然が、私に我慢をやめるきっかけをくれました。

【体験者:40代・主婦、回答時期:2026年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:佐藤 栄祠
大手メーカーの営業を経て、ライターに転身。会社員時代に培った経験と、組織の一員であるからこその“喜怒哀楽”をリアルに伝え、「誰かを癒したい」との思いが執筆の原動力。スピリチュアル関連情報にも精通しており、それらに傾倒する人の思いを描いたエピソードも好評。

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