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「空き待ち6世帯」駐車場で見かけた“見慣れない車”→転勤から戻った38歳オーナーを襲った「19万円」の痛い出費

  • 2026.9.30
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。不動産管理会社で10年以上の現場経験があり、マンション管理士の資格を持つライターのS.Kです。転勤や家族の事情により、一時的に持ち家を離れて暮らす機会がある方もいるでしょう。

家を空ける期間だけ住まいを人に貸して、生活の拠点を移す選択もあります。今回は、転勤を終えて戻ってきたマンションで、以前使っていた駐車場が使えなくなってしまった事例を紹介します。

購入の翌年に決まった転勤と「部屋を貸すと契約終了」の規則

Uさん(38歳・会社員)は妻と小学生の娘の3人で、5年前に12階建て96戸の分譲マンションを購入しました。敷地内にある平置き駐車場は60台分あり、購入時の申し込みで毎月の使用料1万2,000円にて1区画を借りています。

そして入居の翌年の春、Uさんに2年間の転勤が決まります。家族そろって赴任先へ移り、自宅は不動産会社を通じて賃貸へ出すことに決めました。その際、自家用車も赴任先へ持っていきます。

管理会社へ住戸を賃貸に出す旨の届け出を行うと、窓口の担当者から説明を受けました。「お部屋を第三者に貸し出されると、管理規約により駐車場の使用契約は終了します。お戻りになった際は、改めて申し込んでいただく決まりです」

Uさんは、2年後に戻れば再び敷地内の駐車場を借りられるだろうと考えていました。

戻った日に停まっていた見知らぬ車と「空き待ち6世帯」の宣告

借主が退去し、一昨年の4月に一家は自宅へ戻りました。引っ越しのトラックで敷地に入ると、以前使っていた区画には見慣れない車が停まっています。以前と同じ場所に停められなくても、空いた区画へ申し込めばよいとUさんは考えていました。

引っ越し当日に管理会社へ申し込むと、担当者から「現在は空き待ちが6世帯いらっしゃいます。空きが出た順にご案内しております」と告げられます。6世帯も待っているとは思わず、Uさんは驚きます。駐車場の使用者は使用細則により申込順と定められており、留守にした2年のあいだに順番待ちができていたのです。

やむを得ず、徒歩8分の月極駐車場を月2万円で契約しました。敷地内との差額は月8,000円になります。敷地内の空きが回ってきたのは2年後で、そのあいだに19万円ほどが余分に出ていったのです。週末の買い物の荷物も、駐車場から自宅まで8分かけて運ぶ日々が続きました。

転勤で自宅を貸す前後に確認しておきたい駐車場の契約手順

転勤で住戸を貸す際は、管理会社への届け出時に、戻ったあとの申し込み方法と使用者の決定方法を使用細則などで確認しておきましょう。申込順で決まる場合は、先に申し込んで待っている世帯の後ろに並ぶことになります。

戻る時期が決まったら、引っ越しの1〜2か月前などできるだけ早めに、空き状況と待っている世帯の数を管理会社に聞いてみてください。1年に何台ほど空きが出るかもあわせて聞けば、順番が回ってくるまでのおおよその期間が分かります。

すぐに回ってきそうになければ、近くの月極駐車場にも空きと料金を問い合わせておきましょう。

参考:マンション標準管理規約(単棟型)・同コメント(国土交通省)



ライター:S.K(マンション管理士)
不動産管理会社で10年以上の現場実務に携わり、業界団体の評価制度策定委員会に所属していた経験がある。現在はライターとして、自身の豊富な経験・知見をもとに、一次情報を盛り込んだ不動産記事を多数執筆している。


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