1. トップ
  2. 暮らし
  3. 「大ごとになるとは…」夜の国道・橋の中央でまさかのガス欠…立ち往生した20代夫妻に通報が入った結末

「大ごとになるとは…」夜の国道・橋の中央でまさかのガス欠…立ち往生した20代夫妻に通報が入った結末

  • 2026.9.26
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。自動車販売・整備・保険業に27年従事している河野みゆきです。

家族旅行や長距離ドライブでは、普段よりクルマに乗る時間が長くなります。そんなとき気をつけたいのが、燃料切れによるガス欠です。燃料は少ないけれど、もう少し走れるだろうと給油を後回しにした結果、思わぬ場所でクルマが動かなくなってしまうことがあります。

Dさん(20代・男性)も、妻との家族旅行から帰宅する途中、夜の国道でガス欠を経験しました。

「あと少しなら大丈夫」と給油を先延ばしに

旅行からの帰宅途中だったDさんは、燃料が少なくなっていることには気づいていました。しかし、家まではそれほど遠くなく、「いつものガソリンスタンドまで行けるだろう」と、そのまま走行を続けたそうです。

ところが、夜の国道を走行中、急こう配の橋に差しかかったところでクルマの様子が変わります。それまで普通に走っていたものの、アクセルを踏んでも思うように加速しなくなり、徐々にエンジンの出力が落ちていきました。

「おかしい」と思いながらも走行を続けようとしましたが、速度を維持できなくなり、慌てているうちに車線内でクルマが停止。燃料切れによるガス欠だと分かりました。

停車した場所は、夜の国道にある橋の中央付近。後続車も次々と近づいてくるため、Dさん夫婦は車内で待っていることにも大きな不安を感じたそうです。

レッカー到着まで警察に交通誘導をしてもらうことに

Dさんはすぐにレッカー搬送を依頼しましたが、夜間だったこともあり、到着までには時間がかかりました。その間も後続車が通過するため、停止しているクルマに気づくのが遅れれば、追突などの二次事故につながる危険があります。

そこへ警察も到着しました。停車しているクルマを見た人から危険を知らせる通報が入ったとのこと。Dさん夫婦は、警察に現場で交通誘導をしてもらう事態になりました。

Dさんは「まさかガス欠で、ここまで大ごとになるとは思っていなかった」と振り返ります。そして「早めに給油しておくべきでした」と、夫婦で反省、謝罪したそうです。

ガス欠というと、燃料を入れれば解決するトラブルと考えてしまうかもしれません。しかし、走行中に燃料が尽きれば、道路上でクルマが動かなくなり、後続車との接触など二次事故につながる可能性があります。

特に夜間や交通量の多い道路、橋やトンネルなど、容易に移動できない場所での立ち往生には注意が必要です。

ガス欠したときは二次事故を防ぐ行動を

ガス欠でクルマが動かなくなった場合、まず考えたいのが二次事故を防ぐための安全確保です。

クルマを動かせる状態であれば、可能な範囲で道路の端など、安全な場所へ移動させます。ただし、燃料切れで動かせない場合は、無理にクルマを動かそうとせず、ハザードランプを点灯させるなどして、後続車に停止していることを知らせます。停止表示器材がある場合は、後続車から見える位置に設置することも大切です(高速道路で停車する場合は設置が義務付けられています)。

一方で、夜間の国道や高速道路などでは、車外に出ること自体が危険になる場合があります。後続車の動きや周囲の状況を確認し、安全に避難できる場所がある場合は車両から離れるなど、状況に応じた対応が必要です。

ロードサービスを依頼するときには、現在地をできるだけ正確に伝えることも重要です。道路名だけでなく、進行方向、近くの交差点や施設、橋の名称など、位置を特定できる情報があれば、救援車両も現場を見つけやすくなります。

「ガス欠だから、燃料を入れれば済む」と思っていても、救援を待つ間には別の危険が生じることがあります。トラブルが起きたときこそ、まず安全を確保し、二次事故を防ぐことを優先したいものです。

長距離ドライブは「まだ走れる」より早めの給油を

高速道路を利用する場合も、サービスエリアによってはガソリンスタンドが設置されていなかったり、営業時間が限られていたりすることがあります。なお、高速道路上でのガス欠停車は道路交通法違反となるため、より一層の注意が必要です。

燃料計の残量が少なくなってから給油場所を探すのではなく、余裕のある段階で給油しておくことが大切です。

特に家族旅行では、渋滞などによって予定より走行時間が長くなることもあります。「目的地までは近いから大丈夫」と考えていても、道路状況によっては想定以上に燃料を消費するということを覚えておきましょう。

また、自動車保険のロードサービスのなかには、ガス欠時に現場まで燃料を届ける給油対応を受けられるサービスもあります。ただし、利用条件や無料となる燃料の量、回数などは保険会社や契約内容によって異なるため、旅行前にはロードサービスの内容を確認しておくと安心です。スマートフォンなどに保険会社の連絡先を登録しておけば、いざというときにも慌てずに済みます。

「あと少し走れるはず」という判断が道路上での立ち往生につながり、場合によっては二次事故を招きかねません。

長距離ドライブでは、目的地までの距離だけでなく、燃料残量にも余裕を持たせること。早めの給油を習慣にして、安全なドライブを心がけたいものです。


ライター:河野みゆき
自動車販売・整備・保険業に27年従事。損害保険募集人資格を保有し、車両購入からメンテナンス、カーライフに関わる保険まで幅広く対応。現場経験をもとに、ユーザー目線でわかりやすい情報発信を行っています。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名】

の記事をもっとみる

注目コンテンツ