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BTSはなぜグラミー賞を見送った?新設「アジア系部門」に波紋広がる

  • 2026.8.4

世界的人気グループBTSが、2027年のグラミー賞へのエントリーを見送ることを発表し、音楽業界に大きな波紋を広げています。その背景には、グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーが新設した「Best Asian Pop Music Performance(最優秀アジアン・ポップ・パフォーマンス賞)」への複雑な思いがあるとみられています。

メンバー自身がコメントを発表

BTSの7人はそれぞれのInstagramで、「音楽が地域や言語によって区別されるのではなく、音楽そのものとして聴かれ、愛されることを願っています」と共同声明を発表。今年のグラミー賞には楽曲やアルバムを出品しない考えを明らかにしました。

今回新設された部門は、K-POPやJ-POP、C-POPなどアジアのポップミュージックを対象とした賞です。レコーディング・アカデミーは、アジア音楽の世界的な影響力を評価するために創設したと説明していますが、一部のファンや関係者からは「アジアのアーティストだけを別枠に分けることになる」「メイン部門から遠ざける結果になりかねない」といった疑問の声も上がっています。

画像: メンバー自身がコメントを発表

新設部門はアジアの音楽を分けるためではない

BTSはこれまでグラミー賞に複数回ノミネートされながらも受賞には届かず、K-POPを代表するグループとして世界的な人気を築いてきました。そうした中での今回の決断は、「賞を拒否した」というよりも、「音楽は国籍や言語ではなく、作品そのものとして評価されるべきだ」というメッセージを発信したものと受け止められています。

一方、レコーディング・アカデミーのハーヴィー・メイソンJr. CEOは「非常に残念だ」とコメント。「新設部門はアジアの音楽を分けるためではなく、より多くのアーティストを評価するためのものだ」と説明し、新部門に応募してもアルバム賞や最優秀レコード賞など主要部門へのノミネート資格は失われないと強調しています。

それでも、BTSの決断は世界中のファンの間で大きな議論を呼んでおり、「多様性の推進なのか、それとも新たな線引きなのか」。グラミー賞の在り方そのものが改めて問われています。

Photo:Aflo

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